元プレミアリーグ得点王ドログバ選手、仮想通貨プロジェクトの大使に就任
- ディディ・ドログバ選手の発表
- イギリスの名門サッカークラブであるチェルシーでプレイした経験を持ち、過去に2度プレミアムリーグの得点王にも輝いたこともあるディディ・ドログバ選手が、仮想通貨プロジェクトall.meのアンバサダーに就任したことが、先日7月15日に発表された。
- サッカー選手たちの仮想通貨業界への参入
- 今回のドログバ選手を始め、元ブラジル代表でバルセロナでもプレイしたロナウジーニョ選手や、同じくバルセロナでプレイしているメッシ選手も仮想通貨、ブロックチェーンに関心を示しており、仮想通貨の着実なメインストリームへの進出が示唆されている。
ディディ・ドログバ選手の発表
コートジボワール出身で、2004年から2012年、そして、2014年から2015年にイギリスの名門サッカークラブであるチェルシーにてプレーした経験を持ち、2度のアフリカ年間最優秀選手、2度のプレミアリーグの得点王に輝いたディディエ・ドログバ選手(以下、ドログバ氏)が “all.me”と呼ばれる仮想通貨プラットフォームのアンバサダーに就任したことが明らかになりました。
この発表は、ドログバ氏がワールドカップ観戦のために滞在していたロシアにて7月15日に行われました。彼は、その発表の際に、all.meのTシャツも着用しており、「プロジェクトが成功することを確信している」と言及しています。
all.meとは
all.meは、ビットコイン基盤のSNSのようなプラットフォームであり、登録ユーザーは、コンテンツを投稿し、広告を設置することで、その人気度、投稿数などに応じてトークンによる報酬を受け取ることができます。
この仕組みは、既存のWEB広告のようなものと同様である一方で、TwitterやFacebookのような既存SNSと違い、広告収入が企業だけでなく、ユーザーにも配分されるような仕組みになっている点が先駆的であると言えるでしょう。
その配分された独自トークンでユーザーは、プロフィールテーマや、スタンプ、ギフトの購入や、音楽配信購読料として使用することもでき、ビットコインを購入することも可能になるとされています。
all.meの創業者であるArtak Tovmasyan氏は、プロジェクトを以下のように説明しました。
「all.meは、SNSと仮想通貨銀行、取引所を組み合わせた初のデジタルプラットフォームだ。
既存のデジタルプラットフォームは、広告収入を全て牛耳っているが、私達は、その広告収入の半分を、ユーザーの貢献度に応じて還元したいと思っている。」
同プロジェクトのウェブサイトによると、彼らは既に4回の事前トークン販売で、3,050万ドル(約34億円)を調達しており、プロジェクトの実装に必要な資金を既に調達することができたため、一般向けのICOは2018年第四四半期に延期されています。
サッカー選手たちの参入
今回、all.meのアンバサダーになったドログバ氏だけでなく、多くの有名サッカー選手が仮想通貨業界に関心を持ち、行動を起こしています。
ブラジル代表で、バルセロナでもプレイしていたロナウジーニョ選手も、2018年2月20日に、Twitterにて仮想通貨プロジェクト「ロナウジーニョ・サッカー・コイン(RSC)」への参画を発表しました。
このプロジェクトでは、仮想通貨ネオのブロックチェーンを使用して、サッカー業界共通のコインの作成と、バーチャルスタジアムの開設を目的としています。
さらに、現在バルセロナで活躍し、今回のロシア・ワールドカップでアルゼンチン代表としてもプレイした、リオネル・メッシ選手も、「ブロックチェーン技術や、非中央集権システムについて深く理解しようとしている」と言及しています。
今回のall.meも、既に4回に渡る事前トークン販売で、目標調達額を達成していることから、仮想通貨プロジェクトが有名なサッカー選手をアンバサダーとして採用することは、非常に有効な戦略であると言えます。
そして、実際に、多くの有名なサッカー選手が仮想通貨プロジェクトに参画し、発信してきていることから、仮想通貨、ブロックチェーン技術のメインストリームへの進出も着実に進んできていると言えるでしょう。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します