重要点の7,000ドルラインを突破するなど全面高・ステラの勢い止まらず|仮想通貨市況
- 仮想通貨市場
- 仮想通貨市場は、深夜3時前から急騰。重要点とされていた7,000ドルラインを突破するなど、2日連続の全面高に。USDペッグ仮想通貨にステラブロックチェーンが利用されるニュースの発表などで、仮想通貨ステラも急伸している。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は18日、ビットコインが深夜帯かた急動意したことでさらに急伸、アルトコイン市場も軒並み続伸を見せ、2日連続の全面高を記録しました。
ビットコイン価格は、JPY建で80万円台に突入したほか、USD建でも重要点とされていた7,000ドルラインを突破。
その後、短期で買われ過ぎ水準の指標に迫ったことで、勢いこそ緩やかになったものの、一定以上の強さを継続しています。
先週末からのポジティブ材料が続いたことで、海外取引所の先物主導で大口よるショートの手仕舞いも観測されており、相場を支えている状況です。
本日公開したビットコイン価格高騰の裏側を探るでも紹介したように、疑惑が募る中で需要の加速するテザー(USDT)に変わる可能性があるUSDペッグ通貨が新たに発表されたことや、マスターカード社による仮想通貨決済における特許取得の発表が上昇相場を後押ししています。
USDペッグ仮想通貨が期待された理由
USDペッグ仮想通貨が相場に影響した理由は、今までUSDのペッグ通貨としてシェアを獲得していたテザー(USDT)が準備金を取り巻く疑惑の目を向けられ、通貨としての信用性が著しく低下している点、またそのような状況の中でもBinanceをはじめとする主要取引所でのUSDTペアの取引高の高さから、高需要が継続している状況が背景にあります。
発表されたペッグ通貨「Stronghold USD」も、既存ペッグ通貨のテザー(USDT)同様、米ドルに完全に裏付けられた仮想通貨であり、かつコンピュータ関連大手のIBMがこのプロジェクトを支援すると発表したことで、透明性の見通しと、仮想通貨需要拡大が期待された格好です。
マスターカード仮想通貨決済の特許取得が期待された理由
マスターカード社は17日、仮想通貨決済の処理速度向上に関する特許を取得を発表。このニュースは、投資番組FastMoney番組内でもビットコインの価格上昇要因として取り上げられました。
注目された点は、この方法が確立された上で市場に持ち込まれれば、将来的にクレジットカードで仮想通貨決済が実現する可能性が浮上し、仮想通貨の実需が期待されたことです。
ネックとなる処理時間を短縮するために、マスターカード社は法定通貨用の既存のシステムを使って、仮想通貨を取引できるようになる新しいタイプの口座を提供することで、定通貨の決済ネットワークやセキュリティ機能を利用し、取引は仮想通貨で行う模様です。
仮想通貨ステラの勢い止まらず
仮想通貨ステラは、市場全体が上昇ムードを維持する中で、より高い高騰率となっています。
この背景には、コインベースが、Cardano (ADA)、Basic Attention Token (BAT)、Stellar Lumens (XLM)、Zcash (ZEC)、0x (ZRX)を新たに追加検討をした点に加え、3社の買収を認定、有価証券(セキュリティ)トークンの売買ができる、連邦初の公認取引所になったことで、通貨上場への勢いが伺えたこと。
また上記でも記載した、USDペッグ仮想通貨にステラブロックチェーンが利用されたことで、ステラネットワークが注目されました。
これらの材料の影響で、本日Stellar Lumens (XLM)は、19時時点で23.3%のプラス、時価総額を6位まで続伸させています。
追記
コインベースが3社を買収したことを報じたブルームバーグ社に対し、コインベース側が証券ディーラー買収に関する内容は、事実とは違うとメールの文面で否定したことが、17日のブルームバーグの記事で判明しました。
有価証券の問題でもかなり期待され、今回のステラの価格にも大きく影響したため、情報が錯綜している状況の中での正しい声明が待たれている。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
ビットコイン価格が前日比10%高になるなど、しばらくぶりとなる仮想通貨市場の全面高を背景に、仮想通貨取引所ビットポイントを運営するREMIX(3825)が+20.47%と急騰。210円高の1,236円まで買われました。
取引所関連銘柄では、マネックスグループ(8698)が3.45%高、SBIホールディングス(8473)が2.43%高、GMO(9449)が4.25%高となり、それぞれ続伸。
さらに、仮想通貨事業を推進するセレス(3696)やメタップス(6172)が堅調に推移したほか、長らく低迷していたゲームセクター再動意の流れに乗じる形で、dAppsゲームを開発するアクセルマーク(3624)にも資金が流入しており、地合い悪化で売り叩かれていた仮想通貨関連セクター全体に買い戻しが入っています。
仮想通貨の国際規制基準を議論する『G20』を目前に控える中、大きめのファンダ要因によって仮想通貨市場は底値から反転しつつあり、トレンド転換となるかどうかも要注目と言えるでしょう。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します