マネックスがコインチェックの米国進出に関するライセンス取得準備に取り掛かる|日刊工業新聞報道
- コインチェックの米国進出準備に着手か
- 日刊工業新聞が7月20日に報じたところによると、マネックスがコインチェックの米国進出に関するライセンス取得準備に取り掛かった模様。コインチェックのサービスのローカライズ(英語化+α)で年内参入を目指していると報じられた。
- 仮想通貨交換登録業者とは
- みなし事業者ではなく、金融庁による厳格な審査基準をクリアし、認可を得た正規の仮想通貨取引所のこと。2018年7月現在、16社が登録されており、新規の登録待ちには100社近くが申請中とされる。
コインチェックの米国進出準備に着手か
日刊工業新聞が7月20日に報じたところによると、コインチェックをグループ入りさせたマネックスグループは、2011年に傘下に収めた子会社の米トレードステーショングループを通じて、米国で仮想通貨事業に参入する検討に入り、「ライセンス」取得の準備に取りかかった模様です。
現在のステータスは「みなし事業者」であり、金融庁の認可申請中の状態ですが、認可を受けた正規の仮想通貨交換登録業者となることで、構想段階にある事業展開を加速するものと思われます。
報道によれば、取引所をアメリカに新設するのではなく、コインチェックのサービスをローカライズ(英語化+α)するなどノウハウを活用する方向で検討しているということです。
また、同じく日刊工業新聞によると、今回の件は年内参入を目指し具体化する、と報じられています。
アメリカ市場では2017年12月、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)と米シカゴ・オプション取引所(CBOE)で、「ビットコイン(BTC)先物取引」が提供されています。
米トレードステーショングループは、主要子会社にトレードステーション証券を擁しており、自社の先物取引顧客がBTC先物取引を利用できるようにするなど、仮想通貨関連の領域に力を入れるとしています。
アメリカにおける顧客基盤
米国進出については、5月上旬に行われたブルームバーグのインタビューで、アメリカ合衆国内における”仮想通貨の法的枠組み”について、「通貨の送金か、コモディティーか、証券なのか、現時点では定まっていない」ことについて、慎重な調査を進めていることを念頭に置きつつ、海外進出に意欲を見せていました。
また、マネックスグループは先の決算説明会にて、米国内に強固な顧客基盤を有し、米国No.1の評価を受けるとする世界標準のシステムトレードツールを提供する「トレードステーション証券」の取引件数と取引口座数が、大幅増加で過去最高に推移するなど、米国セグメントの好調ぶりを強調。
決算資料でも、アメリカのEBITDA(営業利益相当額+減価償却費)が、2018年3月期4Q換算で48億円となり、3Qに続き過去最高と好調に推移しており、新設した「クリプトアセット事業」に関して、世界中の金融市場へのアクセスなどでセグメント間のコラボレーションを進めることによる海外展開を示唆していました。
また、松本CEOは、外資系金融ゴールドマン・サックス証券が上場する前の「元ゼネラル・パートナー(共同経営者)」としても知られており、米国の金融業に関しても、豊富な人脈とノウハウを持っているとされています。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します