世界トップクラスの取引所Binance CEO CZ氏の日常
- Binance CEO CZ氏の日常
- 同氏は「日常という日常は無く、毎日が非日常の連続」と語り、毎日ランダムな事が起きる中、時間を節約しながらどのように動いているかを語りました。
世界でもトップクラスの取引高を誇るBinance、そのCEOたるCZ氏が、決して一般的とは言えない自分自身の「日常」についてを、medium上で語りました。
※以下は、原文通りCZ氏の一人称視点で語られています。
原文は長文なので、ある程度要約した文章となっています、ご了承ください。
Binance CEO CZ氏の日常
色々な方々から、私のBinanceのCEOとしての日常についてよく聞かれます。
面白いことに私にとっては、「日常」という日常は無く、毎日が「非日常」の連続なのです。
日常は、強いて言えば起床するなりスマートフォンでチームからのメッセージを読むぐらいです。
ランダムな非日常の例
今日、Binance取引所で行われているコミュニティトークン投票に見られる「不正投票」に対するクレームがあったようです。
皮肉なことに、クレームを受けた側は、クレームした側も不正行為をしたと非難しました。
公平さに厳しいユーザー達は扇動されてしまいました。
それに、Reddit(人気のソーシャル投稿サイト)上で、Binanceが投票手数料で220万ドル(約2.45億円)をもらったと書いてありましたが、正確には9千ドル(約100万円)でした。
間違ったことを言われていましたが、私のチームはこのような状況に上手く対応できるので、私自身の出番は無いようです。
他にも、おかしな書き込みがありました。
Binanceより「17倍の取引量」を持つ、聞いたことの無い「No.1」取引所が取り上げられました。
当然、正義感の強いサポーター達は再び煽られ、Coinmarketcap(CMC)で批判や論争を交わしたらしいです。
私のチームはその旨をCMCへ知らせたため、後は自然と解決されていくでしょう。
このように、いくつかのメッセージを流し読み、毎朝の「15分」制限のツイッタータイムが過ぎ、他のことへ移りました。
まずは、次の四半期へ向けたみんなの目標と主な成果(OKR)を聞きたかったのです。
次に、慈善プラットフォームに関する会議に参加しました。
また、最新版EOSのノードの同期が停止してしまったため、ユーザーの入金が止められている、といったこともありました。
後は、Binance Labsが私の意見を必要としたタスクリストにも様々な内容が詰まっていました。
そして数百通のEメールが待ち構え、チャットアプリからも無数の通知が溜まっています。
このように、いつもの「非日常」の1日が待っています。
カンファレンスの一日
数日前、韓国でカンファレンスに参加しました。
当日は、講演や取材など、様々なパブリックイベントをこなしました。
私は公衆の場で人と交流したりするのが好きです。
逆に、VIPルームのようなエリアにいるのは性に合いません。
なぜなら、私は自分自身を「一般人」とみなしているため、そういった人と仲良くしたいと考えているからです。
公衆の場では、BinanceのCEOが何者かという好奇心を持つ人は少なくありません。
そして、ICOプロジェクトを持ち込む業者もいますが、我々にはそのようなやり方は利きません。
また、写真を求めてくる人もいます。
飲み屋で撮る時は誤解されないように、SNSに載せないように頼んでいます。
意外にも、この業界特有の「トラストレス」が効くもので、見る限り一度もSNSで酒屋にいた自分の写真を載せられたことが無いようです。
コーディングについて
私はBinanceのコードを書いていません。
重大なビジネス判断を決める時は知らされますが、サイトの更新や緊急事態の場合、プログラムに強いチームがいるので、私はコミュニケーターとして手伝います。
しかし大抵の場合、チームが自主的に動いて解決してくれます。
とても信頼できる仲間です!
時間削減
時間はもっとも高価且つ制限のあるものです。
未だ「拡張する」方法を見出せていないため、削減するしかありません。
日常的に、平均毎日50~500人とどこかで対話しているので、短くて簡潔な議論がベストです。
例えば、「私はXX。XXが必要です。利益はXX。」というピンポイントでのやり取りを求めてしまいます。
ソーシャルメディア
私は、SNSやBinanceのコミュニティ内で交流したいのですが、気が付けば時間が消失してしまうので、基本一日15~30分しかSNSにいません。
なので、複数のツイートを連続で投稿したら、見るのをやめます。
旅行・読書・行楽
Binance立ち上げの最初の6ヵ月は、オフィスを出たことが殆どありませんでした。
その次の6ヵ月は、殆どオフィスにいなくて、スーツケースで国内外を回っていました。
旅行は、読書の時間を与えてくれます。
オーディオブックのおかげで、13時間の飛行時間は、大体2倍の速度をかけて、2~3冊は読み終わります。
主に、自己啓発とビジネスの本ですね。
一人の時間も
恐らく、皆が思うのと違って、割と一人で過ごす時間が少なくありません。
昨日は一人で夕飯を食べましたし、一人で部屋にこもっていました。
それに、ものを考えたり、このような長い文章を書いたりできる一人の時間は無くてはいけませんよ!
一言でいえば、要するに、普通の人が必要なことをしているまでですよ。以上です!
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します