コインチェック、NOT A HOTEL会員権NFTの第二期販売へ
NOT A HOTELの会員権NFT
国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックのNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」は29日、NOT A HOTELの会員権に紐づくNFTの第二期販売について、先行して取扱うことを発表した。
NOT A HOTEL株式会社は、ホテルとして利用できる別荘の開発・販売を手掛ける国内スタートアップ。21年9月よりフラッグシップ物件の販売を開始し、初年度から40億円を超える販売を行ってきた。
22年8月にNOT A HOTELを毎年1日単位で利用できる宿泊鍵と、イベント参加などの特典を合わせたメンバーシップのNFT(非代替性トークン)「MEMBERSHIP NFT」を販売すると予定販売分は完売、累計売上は5億円を突破した。
MEMBERSHIP NFTの有効期限は47年あるが、毎年泊まれるHOUSEは全国6拠点(執筆時点)の中からランダムに割り当てられるという遊び心のある設計だ。メンバーシップカードに記載された「旅する日」を宿泊初日として、チェックアウト日の90日前にNOT A HOTELの<鍵=THE KEY>がNFTとして届く。THE KEYが届くまでどのHOUSEに泊まれるかはわからないという、「ワクワク感」が特徴だ。
NFT会員の宿泊利用は23年1月から開始される。また、NFTは宿泊日に鍵として利用するだけでなく、セカンダリーマーケットで売却することも可能となる。
Coincheck NFTで先行販売
Coincheck NFTによると、MEMBERSHIP NFTの先行販売、及び取扱い開始予定日は22年12月7日。以下の3種類のラインナップが設けられる。
このうち、「MEMBERSHIP Y」は要望を受けて作成された新商品だ。購入者は、NOT A HOTELを年2連泊単位で使用できるほか、NOT A HOTEL主催の食やワイン、アート、日本文化などを楽しめる各種イベントへの参加特典が付属する。
追加販売となる他のNFTにも同様のイベント参加特典は付いているが、「MEMBERSHIP X」にのみ全国の特別な拠点「Exclusive House」を利用(有料)できる権利が設けられる。
Coincheck NFTでのMEMBERSHIP NFTの先行取扱いは、コインチェックとNOT A HOTELの販売提携の第一弾となる。コインチェックはリリースで以下のように述べている。
12万人超の利用者を有する「Coincheck NFT(β版)」を提供するコインチェックと、あたらしい暮らしの形の実現を目指すNOT A HOTELが協業することとなりました。今後、両社でNFTの新たなユースケースや不動産による新たな価値を創造すべく、さまざまな取組みを進めてまいります。
今期の販売から、MEMBERSHIP NFTの販売形式は従来のウェイティングリスト方式の受付販売からマーケットプレイスでの常時販売形式に変更される。これにより、「すべての人にNOT A HOTELを」という、同社のミッション達成にドライブをかけるねらいだ。なお、NOT A HOTELでの第二期販売は22年12月14日から開始される。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します