zkRollupプロジェクト「Intmax」、スイス・クリプトバレーの優良プロジェクトTOP50に選出

IntmaxがCV VC Top 50 Reportに選出

スイスに拠点を置くRyodan Systems AGは17日、同社が開発するzkRollupプロジェクト「Intmax」が、スイスのクリプトバレーで最もパフォーマンスの高いブロックチェーン・プロジェクトを分析した報告書で、1135社中「TOP50」に選出されたことを発表した。

CV VC Top 50 Reportは、スイスに拠点を置くベンチャーキャピタル CV VCがBank Frickと共同で、Crypto Valleyで最もパフォーマンスの高いブロックチェーン・プロジェクトTOP50を市場評価額、資金調達額、従業員数に基づいて分析した定期レポート。

CV VCはスイスに本社を置く民間ベンチャーキャピタル。ブロックチェーンに特化したコワーキングスペースをはじめインキュベーションプログラムまでを含む起業支援施設に発展。CV VC & CV Labsには200以上の企業が登録するなど、クリプトバレーの中心的な存在となっている。

出典:CV VC

今回発行されたCV VC Top 50 Report第8版では、Intmaxの他、DFINITY、AAVE、Concordium、Gnosis Safe、Curve、Cosmos、Ethereum、NEAR、Sygnum、Web3 Foundation等が選出された。

関連:米ConsenSys、イーサリアムL2「zkEVM」のテストネットをローンチへ

Intmaxとは

Intmaxは、世界で初めてスケーラビリティとプライバシーの両立を実現したイーサリアム(ETH) のレイヤー2として期待されており、国内外のイーサリアムコミュニティから多くの人が開発プロジェクトやエコシステムに参加している。

2023年Q2(4-6月)にもイーサリアムメインネットでの試験運用を実施予定。Intmaxメインネット始動は同年Q4(10‐12月)を見込んでいる。

Intmaxを開発するRyodan Systems AGは22年にイーサリアム財団からグラントを取得。同社の日置玲於奈 代表取締役はCV VC Top 50 Reportに選出されたことについて、以下のように述べている。

世界中から暗号プロジェクトが集まるスイスで、Ethereum FoundationやDFinity Foundationといった巨大プロジェクトと並び、1135社の企業の中からTOP50にIntmaxがランクインしたことは、Intmaxのコミュニティの大きな成果だと考えております。

国内外のIntmaxコミュニティが、イーサリアムの暗号技術をベースとした新しい社会インフラの構築と利用に並はずれた情熱を持って参加していることが、今回のCV VCとBank Frickの共同調査での高評価に繋がっています。

数年後に、Intmax testnetへ最初に参加したり、このランキングを見た2023年の年始頃が、コミュニティによる不可逆で大きな変化の前兆だったことが思い返されると確信しています。

関連:スイスの『クリプトバレー』から学ぶブロックチェーン事情

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング