コインベース、Arbitrum(ARB)上場予定
3月23日から入金開始
集権型仮想通貨取引所大手コインベースは、イーサリアム(ETH)のL2「Arbitrum(アービトラム・ARB)」の新規上場を決定した。
ARB/USDとの通貨ペア提供で、米時間23日に流動性の状況に応じて取引を開始する予定だ。
Arbitrumは先週金曜日にARBトークンのエアドロップ予定を発表した。ARBはArbitrumのガバナンストークンであり、DAO(自律分散型組織)による運営となる。
バイナンスやOKXなどもARBの取り扱いを発表していた。
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なお、ARBトークンのエアドロップは個人ユーザー向けだけでなく、Arbitrum採用のプロジェクトのDAOにも配布することが決定された。TreasureDAOとGMXは最大で800万ARBを取得することになる。
ALGOステーキング中止へ
コインベースは個人投資家向けのアルゴランド(ALGO)のステーキング報酬の付与を3月29日から中止すると伝えた。
コインベース側は中止の理由について説明していないが、アルゴランド財団のCEOは規制懸念が原因と指摘した。
また、ライバル企業クラーケンが2月にSECの提訴を受けてステーキングサービスを米国で中止したことが主な理由であると見られ、コインベースは23日にステーキングサービスを含む一部の取引所サービスが証券法違反に該当するとしているSECの調査を受けていることを明らかにした。
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コインベースは最近、米国の不透明な規制環境を避けるために、海外拠点を探っていることが報道されたばかりだった。
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