米国株反発 テスラなどハイテク決算は今週から|18日金融短観
4/18(火)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,987ドル +0.3%
- ナスダック:12,157ドル +0.2%
- 日経平均:28,514円 +0.07%
- 米ドル/円:134.4 +0.4%
- 米ドル指数:102 +0.5%
- 米国債10年:年利回り3.6 +2.3%
- 金先物:2,007ドル -0.4%
- ビットコイン:29,458ドル -2.9%
- イーサリアム:2,075ドル -2.2%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウは反発し+100ドルで取引を終えた。下落していたナスダックも+34ドルと小幅に上昇した。先週金曜日発表の米3月小売売上高が2カ月連続で減少し景気減速への懸念が高まった。
一方、昨夜NY連銀発表の4月のニューヨーク州製造業景況指数はプラス10.8で、予想中央値のマイナス18を大幅に上回り、予想外の活動拡大を示した。プラスに転じたのは5ヶ月ぶり。このデータを受けて、年内の利下げ期待は後退した格好だ。(指数はゼロが活動の拡大と縮小の境目)
現時点では、5月のFOMCでの0.25%利上げへの観測は86.6%に上昇し、6月のFOMCでは5-5.25%の誘導金利にとどまる観測も高まっている。
今週以降の経済指標
- 4月20日21時30分(木):米前週分新規失業保険申請件数
- 4月21日22時45分(金):米4月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
- 4月27日21時30分(木):米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)・コアPCE
- 4月28日21時30分(金):米3月個人消費支出/PCEデフレーター
- 5月1日23時00分(月):米4月ISM製造業景況指数
- 5月4日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
米銀行株決算など
先週末のJPモルガン決算を始め、地銀から預金流入が確認されたことに市場はポジティブな反応を示し銀行株が買われていた。ここ一年のFOMC利上げを受けて、JPモルガンやシティ、ウェルズ・ファーゴも純金利収入を増やしていた。JPモルガン+0.7%、シティ+0.2%、ウェルズ・ファーゴ+4.1%(株価前日比)。
今週はバンカメやゴールドマン、モルガンスタンレーが発表を控えている。テスラやIBMなどのハイテク企業の決算発表も今週から始まる。
なお、米IT・テック株の個別銘柄の前日比:NVIDIA+0.9%、c3.ai+4%、テスラ+1.1%、マイクロソフト+0.9%、アルファベット-2.6%、アマゾン+0.2%、アップル+0.01%、メタ-1.1%、コインベース-3.1%、マイクロストラテジー-6.2%。
マイクロソフト Bing
マイクロソフトの株価は上昇し、アルファベットは一時4%下落した。昨夜、韓国サムスン電子が端末にデフォルトで搭載する検索エンジンとして、グーグルに代わってマイクロソフトの「Bing(ビング)」採用を検討しているとの報道が材料視された。
マイクロソフトのBingは今まで検索市場で3%未満のシェアしか獲得できていなかったが、2月にChatGPTをBingに導入してから存在感を高め、トラフィックは15%以上急増しているという。
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仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)
- コインベース|67.7ドル(-3.1%/-3.1%)
- マイクロストラテジー|313ドル(-6.2%/-6.2%)
- マラソン・デジタル・ホールディングス|11.4ドル(-4.3%/-4.3%)
仮想通貨関連株はビットコインの下落に連れ安となった。
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