欧州委員会トップ、ICO政策へ前向きな姿勢

欧州委員会(以下EC)は仮想通貨が世界に浸透してきていると公式に見解を発表し、年内の規制策定を目指すとした。

その中でEC副委員長のValdis Dombrovskis氏は、ICOに言及し、すでに昨年だけで60億ドル(約6670億円)もの資金を集めたこの市場のさらなる拡大を見込んでいると述べた。

さらに同氏は、このICO市場の可能性を最大限引き出せるよう、既存の規制を当てはめるか、あるいは新たな規制を設けるかなどといったことを含め課題に取り組んでいるとした。

Dombrovskis氏は以前より、革新的な資金調達手段だとしてICOに積極的な姿勢を示していたが、今回は欧州議会でも議員からICOを健全に推進するための規制案が提案されるなど、欧州全体としてもこの市場へ前向きな姿勢を見せている。

参考記事:‘Crypto Assets Are Here to Stay,’ Says EU Commission Vice President

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欧州の経済通貨問題委員会にICOの新たな規制を定める草案が提出された。現在のICO市場は無法地帯であり詐欺行為を受けるリスクが大きいといった指摘を受け、ヨーロッパ全体でICOの枠組みを定めるに至った。
欧州議会で、ICOに対する新たな規制の基準設定を模索する動きが確認された。影響力の大きい国々のリーダーに対し、ヨーロッパ共通の仮想通貨に対するルールを採用するよう呼びかけるとされている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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