「ビットコインHODL戦略を継続」上場マイニング企業Hut8、コインベースから70億円の信用枠確保

Coinbase Creditと約71億円の融資枠締結

米ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)マイニング企業Hut8は26日、米大手仮想通貨取引所コインベースの子会社Coinbase Creditと約71億円(5,000万ドル)の信用枠について契約を結んだと発表した。

Hut8のジェイミー・レバートンCEOは次のように説明している。

この信用枠により、財務上の柔軟性が高まる。同時に、ビットコイン(BTC)の半減期に入っても、柔軟にビットコインの財務管理戦略を維持することができるようになる。

Hut8の広報担当者は、「当社は上場企業の中でも最大規模の自社で採掘したビットコインのストックを保有しており、今回の信用枠のおかげで財務上の柔軟性を保ちながら、HODL(手元に保有しておく)戦略を維持することができる」とも話している。

ビットコイン半減期により、ビットコインの希少性が保たれる可能性を考慮して「HODL戦略」を選択肢に入れている模様だ。

信用枠は約22億円(1,500万ドル)の定期融資の形で提供されることになる。契約には、追加の約29億円(2,000万ドル)を引き出すオプションが含まれており、これは、契約完了後1〜2か月の間に2回目の借入を通じてアクセスできる形だ。

さらに、3回目として約22億円(1,500万ドル)を引き出すオプションもあり、これはHut8とU.S. Bitcoin Corpの合併完了後、15営業日以内に提供される。

Hut8は、融資による資金を「一般的な企業目的」に使用すると述べた。

半減期とは

ビットコインなど仮想通貨のマイニング報酬(=新規発行量)が半分に減るタイミングを指す。仮想通貨にはインフレを防ぐために「発行上限」が定められているものが多く、一定周期で訪れる半減期の度に、新規発行量が半分に減る仕組みになっている。供給量が減ることで希少価値が大幅に上昇し、価格が高騰しやすくなるため、仮想通貨特有の注目イベントでもある。

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USBTCと合併

Hut8は2月、米国の仮想通貨マイニング・HPCインフラ企業U.S. Bitcoin Corp(USBTC)との合併を発表したところだ。新会社名は「Hut8 Corp」となる。

合併後は、USBTCの保有する、拡張可能なマイニング施設、大規模なコンピュータ・ホスティング事業、データセンターなどのインフラ管理運用などにより、収益源を多様化できる見通しだ。

現在は合併に向かい手続きが進められているところで、Hut8は、2023年第3四半期(7~9月)前半までには完了すると予想している。

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この新会社の時価総額は約1,420億円(9億9,000万ドル)となる見込みだ。また、米国内の6拠点で約825メガワットの電力にアクセス可能となり、風力や原子力などのエネルギー源を組み合わせて使用していく。

ハッシュレートは7.5 EH/s(エクサハッシュ/毎秒)に達し、北米最大のビットコインマイナーの1つとなる。なお、EH/sとは1秒間に100京回のハッシュ計算が実行できる能力のことである。

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。日本語では「採掘速度」と表現される。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。マイニング機器の処理能力を表す際や仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いる。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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