Animoca Brandsが新たに30億円を資金調達 Mocaverseプロジェクト推進へ

新たに資金を調達

香港のWeb3大手企業アニモカブランズ(Animoca Brands)は、香港のベンチャーキャピタル「CMCC Global」主導の資金調達ラウンドで、2,000万ドル(約30億円)を調達したと発表した。

CMCC Globalは、Web3投資特化型のにフォーカスしたアジア初のVCファンドの一つだ。運用資産額は5億ドル規模を超える。

Kingsway Capital、Liberty City Ventures、GameFi Venturesのほか、アクシー・インフィニティ(AXS)親会社であるSky Mavis創設者や最大手ブロックチェーンゲームギルドのYield Guild Games(YGG)の創設者など実業家も参加した。

Animoca BrandsのメンバーシップNFTコレクションであるMocaverseの株式発行を通じて調達しており、資金調達の一環として1:1ドル基準で投資家に対するユーティリティトークンのワラントを無償付与した。ワラントは、定められた期間内に「権利行使価格」で購入できる権利のことを指すものと見られる。

Mocaverseでは、エコシステム内での活動によってロイヤリティポイントが貯まり、さまざまな報酬および特典と交換することができるようになるという。

資金調達の目的

調達した資金は、プロダクト開発やエコシステム拡大のためのパートナーシップの確保など、Mocaverseプロジェクトの推進に使用される。

Mocaverseプロジェクトは近日中に、作成したデジタルアイデンティティでMocaverseのエコシステムに参加できるよう設計された譲渡不可のソウルバウンドトークン(SBT)コレクション「Moca ID」をローンチ予定。Web3.0時代におけるデジタルIDとしての機能を目指す。

Animoca Brandsは今年6月、三井物産と資本業務提携および戦略的パートナーシップに関する覚書を締結した。

関連:三井物産、web3大手アニモカブランズと資本業務提携 を発表

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