ポリゴン基盤の分散型SNS大手LensがV2更新、クリエイター向け収益化機能と使い勝手改善

分散型SNSの収益機能強化

ポリゴン(MATIC)基盤の分散型ソーシャルレイヤーを構築するLens Protocolは13日、その最初の主要なアップグレードである「Lens V2」を発表した。このアップデートは、クリエイターが収益を生み出すための新しい手段を導入している。

ユーザーは、「スマートポスト」という機能を利用して、広告スペースのレンタル、有料オプション、チップ、投票、検証、購読、寄付といった多様なアクションを実施できるようになった。

さらに、Lens V2では根本のアプローチが変更され、以前のアドレスベースの方法からプロファイルベースの方法へと移行した。この変更により、ユーザーはプロファイルに関連付けられた情報を通じて、より使いやすく、親しみやすい操作体験を得ることができるようになった。

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Lens Protocolとは

Lens Protocolは、ソーシャルグラフと呼ばれるソーシャルネットワーク上のユーザーやエンティティ間の関連を、ユーザー自身が管理できるようにすることを目的とした分散型プロジェクトである。このプロトコルはPolygon POS上で展開され、モジュール型の設計により、その機能を無限に拡張する可能性を持っている。

プロファイル所有者は、ID付きのプロファイルNFTを通じてプロファイルを作成し、そのコントロールを実質的に保持する。所有者は、プロファイルに対して投稿、フォローモジュールの設定、メタデータURIの設定、委任執行者の設定など、さまざまな操作を行うことができる。

ブロックチェーン分析サイトDUNEによると、このプラットフォーム上の累積ユーザー数は37万件を超え、プロフィール数は12万件、デイリーユーザーベースは2,000件前後、22年5月のローンチ以来、通算2,350万件のトランザクションが行われている。

Lens Protocolは、分散型金融(DeFi)プロジェクト「Aave」を構築したAave Companiesによって開始されたプロジェクトであり、2023年6月にはシードラウンドで1,500万ドル(約20億円)を調達したことを発表した。

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