機関投資家向け「プロジェクトダイヤモンド」、仮想通貨取引所コインベースが中東で立ち上げ
Baseチェーンの利用も
仮想通貨取引所コインベースおよび傘下の資産管理事業Coinbase Asset Managementは中東アブダビで「Project Diamond(プロジェクトダイヤモンド)」を立ち上げた。
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プロジェクトダイヤモンドは、コインベースのカストディサービス、コインベースのWeb3ウォレット、CircleのUSDCステーブルコイン、レイヤー2ネットワークBaseを組み合わせて新たな資本市場を構築する狙いだ。スマートコントラクトを利用したオンチェーンプラットフォームで、機関投資家が様々なデジタル・ネイティブ資産を直接オンチェーンで作成、管理、売買できるように設計されている。
同プラットフォームは先月10日、アラブ首長国連邦の金融サービス規制当局に向けた実行デモとして、初のデジタル債券を発行したという。
このデモはアブダビ・グローバル・マーケット規制ラボ(=ADGM RegLab)に入る準備として行われたもので、サンドボックス制度内で規制活動を行うための原則的な承認を得た。ADGM RegLabのウェブサイトによると、革新的なソリューションを開発しテストするために、フィンテックh参加者に制御された環境を提供する特別に調整された規制の枠組みだ。
このプラットフォームは主に機関投資家向けのRWA(現実世界資産)トークン化の進化版サービスとして開発されているため、従来の既存資産トークン化はもちろん、最初からブロックチェーン上で直接デジタル資産を作成することも可能だ。上述したデジタル債券は、「デジタル・ネイティブ資産」というオンチェーン上で完結するライフサイクルの資産を指している。
コインベースは、現在ブロックチェーンインフラ上に存在する資産は世界資産の0.25%未満であり、効率化における大きな可能性を示していると主張した。
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