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Mixin Networkの300億円規模ハッキング、犯人が仮想通貨を移動・売却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

数年越しに盗難資金を売却

2023年のMixin Networkハッキングに関連したウォレットが13日、2年以上の休止状態の後、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)を送金・売却している。Lookonchainが報告した。

このウォレットは、仮想通貨ミキサーのトルネードキャッシュに2,005ETH(約6億円相当)を送金している。

その後まもなく、新たに作成された3つのウォレットがトルネードキャッシュから合計2,087ETHを受け取り、1ETHあたり約1,933ドルで売却した。

Arkhamのブロックチェーンデータによると、ウォレットにはまだ資金が残されており、現在も57,849ETH(約180億円)および891BTC(約90億円相当)が保管されている。

仮想通貨ミキサーとは

送金元と送金先の関係を分からなくするための仕組み・サービス。マネーロンダリングに悪用されることがあり、各国で規制・制裁・利用制限の対象になっている。

300億円相当のハッキング

分散型ウォレットサービスMixin Networkへのハッキングは2023年9月に発生。同プロジェクトのクラウドサービスプロバイダー・データベースが攻撃を受けた。

この事件では当時の時価で約2億ドル(300億円)相当の資産が盗まれ、2023年最大のDeFiハックだった。流出した資産には、59,854ETH、891BTC、後にDAIに交換された約2,357万ドル相当のUSDTが含まれている。

Mixinは、Googleとブロックチェーンセキュリティ企業SlowMistに連絡を取り、調査の支援を要請。また、攻撃者に対して、盗まれた資金の返還と引き換えに2,000万ドルの報奨金を与えると提案していたが、犯人は応じなかった模様だ。

今回のように、ハッカーが盗んだ資金を数か月から数年間放置した後、ミキサーなどの難読化ツールを使って資金洗浄を試みることはよくある。

なお、米地裁では昨年、仮想通貨ミキサー「トルネードキャッシュ」を開発したローマン・ストーム氏に対して、無認可の送金事業を共謀して運営した罪で有罪判決が下された。

一方、あるソフトウェアが完全に分散型で、開発者がユーザー資産の保管と管理を行っていない場合、コードを書いただけで開発者を告発することに対しては異論も上がっている。

関連:米司法省高官「悪意なくコードを書くことは犯罪ではない」 トルネードキャッシュ有罪判決後に

ブロックチェーン分析企業チェイナリシスが昨年12月に発表したレポートによると、2025年には仮想通貨の盗難総額は1月から12月初旬までの期間で34億1,000万ドル(約5,200億円)を突破した。2024年の33億8,000万ドルから増加している。

特に、仮想通貨取引所Bybitへのハッキングで15億ドル(約2,300億円)規模の盗難があり、これが約44%を占めた。

また、北朝鮮関連のグループによる犯行が目立ち、2026年はこれを防ぐことが課題だとしている。Bybitへの攻撃も北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が関与していた。

関連:2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス

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