「自己矛盾」と批判
バイナンスの前CEOチャンポン・ジャオ(CZ)氏は2月14日、フォーチューン誌がイラン関連取引を発見した内部調査員が解雇されたと報じたことに対し、X上で「記事は自己矛盾している」と反論した。同氏は詳細を把握していないとしながらも、報道内容の整合性に疑問を呈した。
フォーチューン誌は同日、バイナンスの調査部門のメンバーが、プラットフォーム上でイラン関連の取引活動を指摘した後に解雇されたと報じた。取引総額は約18カ月間で10億ドル以上に達し、主にトロンブロックチェーン上でのテザーのUSDTステーブルコイン送金が含まれていたという。少なくとも5人の調査員が2025年後半から内部で懸念を提起した後に解任されたとされる。
CZ氏は「仮に報道が事実なら、調査員は不審な活動を防げなかったとも解釈できる」と指摘した。同氏はバイナンスがすべての取引を法執行機関も使用する複数のサードパーティAMLツールで審査していると強調し、外部ツールも異常を検知できなかったことになると主張した。
また、「不満を持つ匿名情報源や、FUD(恐怖・不確実性・疑念)を広めるために報酬を受けた人物と話すことで、どんなことにも否定的な物語を作れる」と述べ、報道の信憑性に疑問を投げかけた。複数の調査員が法執行機関出身で制裁回避やテロ資金対策の調査に従事していたとの報道内容については、具体的なコメントを避けた。
バイナンスは2023年に米当局とマネーロンダリング対策および制裁違反で和解し、43億ドルの罰金支払いに合意した。CZ氏はCEOを退任し4カ月間服役、リチャード・テン氏が経営を引き継いだ。報道では最高コンプライアンス責任者ノア・パールマン氏の後任人事が進む中、複数の上級コンプライアンス担当者が退職したとも伝えられている。
ブロックチェーン分析企業エリプティックは1月、イラン中央銀行に関連するウォレットが5億ドル以上のUSDTステーブルコインを蓄積したと報告している。イラン関連組織が銀行制限を回避するためステーブルコインの利用を拡大している証拠が増えており、国際貿易の促進や通貨支援に活用されているとみられる。
バイナンスは米当局との和解合意の一環として実施しているコンプライアンス改革の下で運営を継続している。
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