トランプ前大統領、逮捕時スーツ断片を含む新NFT「マグショット・エディション」を発売
マグショット・エディションNFT発売
ドナルド・トランプ前大統領は12日、自身が逮捕された際の顔写真をフィーチャーした新しいNFT(非代替性トークン)トレーディングカード、「マグショット・エディション」を発売した。
マグショットとは逮捕直後に撮影する容疑者の写真のこと。日本では黒のボードを手に持ったストライプの囚人服姿が連想されやすい。
今回の販売に向け、専用サイトでは10万枚のカードを1枚99ドルで販売している。コレクションには2,024枚の限定版物理カードが含まれ、これらの限定版はそれぞれ希少性が異なり、47枚(約4,600ドル相当)以上のカードを一度の取引で購入した顧客に郵送される。
限定版物理カードは、トランプ氏がジョージア州での逮捕後に撮影されたマグショット撮影時に着用していたスーツの断片が貼り付けされ、そのうち25枚はトランプ氏の直筆サインが記載される。なお、これらのスーツの断片は「アメリカ合衆国の歴史における最も歴史的に重要なアーティファクト」と強調されている。
さらに、47枚のデジタルカードを購入した人には、トランプ氏との夕食会への招待が特典として付与される。しかし、注意書きには、トランプ氏のスーツ断片やサイン入りカードを受け取れない可能性もあるとされている。また、トランプ氏が夕食会に参加できない場合、特典ディナーの日程を変更するか、代わりに限定版のトランプNFTが授与される可能性もある。
加えて、100枚のカードを購入した最初の200人には、トランプ氏が着用していたネクタイの一部を含む物理的なカードを含む別の特典が贈られるという。
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トランプ氏のNFT展開
トランプ元大統領は今年4月、デジタルトレーディングカード「Collect Trump Cards」の第2弾を発売し、47,000枚が99ドルで販売され、数時間で売り切れた。売上は約6.16億円(460万ドル)に達し、第1弾と合わせて900万ドル以上の収益を上げた。
第1弾から第3弾にかけて、NFTの発行基盤となるブロックチェーンはポリゴン(MATIC)が使用されており、決済通貨はイーサリアムのラップド版WETHである。
「マグショット・エディション」発表後、トランプ氏の最初のデジタルトレーディングカードコレクションの取引量は直近24時間で200%以上急増している。
トランプ氏の最初のデジタルトレーディングカードコレクションの取引量は「Mugshot Edition」発表後、直近24時間で200%以上急増した。CoinGeckoによると、Collect Trump Cardsの最低購入価格(フロアプライス)は381.35ドル(約55,000円)だ。
今年4月、米政府倫理事務局(OGE)への提出文書から、トランプ前大統領が3,600万円から7,200万円(25万ドルから50万ドル)相当のイーサリアム(ETH)を保有していることが分かっていた。
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NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
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