「ビットコインETFは同社株の脅威にならない」米マイクロストラテジーのセイラー会長
ビットコインETF vs マイクロストラテジー株
仮想通貨ビットコインを最も保有する米国上場企業マイクロストラテジーのセイラー会長は、「ビットコインETFは同社株の魅力を減らさず脅威にならぬ」とブルームバーグTVの取材で発言した。
来年SECがビットコインETFの上場申請を承認するという期待が高まる中、これまでビットコインETFの代替品と見做されてきた同社株式の投資的魅力が減退しうるとの懸念を払拭するための発言だった。マイクロストラテジーは現在174,530 BTC(76億ドル)を保有している。
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セイラー氏は同社株式のメリットについて「ビットコインETFはレバレッジがなく手数料がかかる。一方、我々(の株式)はレバレッジを提供するが、手数料は取らない」と述べ、「ビットコインをロングする投資家のために、高性能のETFを提供している」と主張した。
同社の株価は今年のビットコイン価格回復に伴って値上がりし年初来300%高という高いパフォーマンスを見せている。
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一方、マイクロストラテジーの今後のビットコイン出口戦略についてはまだ定かではないため、投資家の注目ポイントともなっている。
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