NTTドコモ・マネックスグループ・マネックス証券の業務提携スタート 初心者向けの資産形成サービス随時提供へ
初心者向け資産形成サービス随時提供
マネックス証券株式会社は1月4日、株式会社NTTドコモとの新たな業務提携を開始したことを発表した。
共同の取り組みは、両社のオウンドメディアやドコモショップ店舗を通じて、資産形成に関するコンテンツの提供を行うことからスタートしており、今後も提携の具体的な内容について順次更新される予定だ。
この動きは、2023年10月に、ドコモ、マネックスグループ株式会社、マネックス証券三社間で締結された資本業務提携契約に基づいている。主な狙いは、マネックス証券とドコモがそれぞれ持つ顧客基盤と事業基盤を融合させ、顧客にとって最適な新世代の資産形成サービスを提供することにある。
マネックスグループは、国内大手暗号資産（仮想通貨）取引所コインチェックの親会社。
マネックス証券の清明祐子取締役社長は、この提携が「金融界に新たな一章を刻む」と述べ、個人の資産形成における大きな変革をもたらすと述べた。
清明氏はまた、今回の提携によって、「お一人おひとりの生活に資産形成が当たり前に存在する」というビジョンを実現するための取り組みに力を注ぐとしている。
関連：マネックス証券、NTTドコモとマネックスグループの3社による資本業務提携を発表
ドコモとマネックス証券の連携強化
具体的には、ドコモのdカードを利用したクレジットカード積立サービスや、dポイント、d払い、dカード、dアカウントなどドコモのサービスとマネックス証券のサービスとの連携強化も計画されている。
10月4日の発表概要 出典：マネックス証券
特に注目されているのが、ダウンロード数が5,255万（23年9月末現在）のd払いアプリを通じた初心者向け資産形成サービスだ。このサービスは、パーソナライズされた情報と商品を提供し、ユーザーの資産形成を支援することを目指している。
なお、両社のメディアでのコラボ記事の一環で、マネックス証券のチーフ・ストラテジスト広木隆氏のインタビュー記事が公開された。また、ドコモショップやd gardenで開催される「くらしの相談会」へのコンテンツ協力も行われます。2024年1月15日からは、「スマホで始める新NISA」の講座が順次開始される。
マネックス証券は現在、NISA口座および新規口座開設キャンペーンを実施中だ。これらのキャンペーンでは、特定の条件を満たすことで、dポイント2,000円相当がプレゼントされ、新規口座開設＆NISA口座開設で4,000円相当のdポイントがもらえる。詳細については、マネックス証券のウェブサイトで確認できる。
関連：NTTドコモが小会社化、「マネックス証券」の強みとメリットは？
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します