NFT電子市場大手OpenSea、買収される可能性も
マーケットシェア低下が原因か
かつてのNo.1NFTマーケットプレイス「OpenSea」が今後買収される可能性もありそうだ。
2023年のNFT市場の冷え込みは評価額133億ドルとされるOpenSeaに大きな打撃を与えた。出来高やインセンティブ設計でBlurなどのライバルマーケットプレイスに圧倒され、現在の出来高ランキングで3位に転落し2022年1月のピークから96%減少。Blurだけでなく、ビットコインOrdinalsを取り扱うOKX NFT MarketplaceもOpenSeaを大きく上回っている状況だ。
OpenSeaの市場戦略が疑問視される中、OpenSeaのDevin Finzer CEOは最近の海外メディアインタビューで「もし適切な提携先が現れれば、ぜひとも検討すべきことだと考えています」と明かした。一方、積極的に買収先を探しているわけではなく、ただちに買収される予定もないとも話した。
OpenSeaは2021年のNFTブームの際、ベンチャーキャピタルから大きな支援を受け、アンドリーセン・ホロウィッツ、パラダイム、コアチュー・マネジメント、俳優のアシュトン・カッチャーらも資金調達ラウンドに参加した。 しかし、株主のCoatue Managementは昨年11月、OpenSeaの株式の評価額を90%切り下げ、1300万ドルにしたと報じられた。
OpenSeaの強みはユーザー基盤の規模で、今も多くのプロジェクトがNFTミントをOpenSeaで実施している。一方、ユーザーインセンティブに関してはいつ独自のトークンを発行するか以前から期待されていたが、米国企業であるため、規制上の制限がかかっているとされる。
また、ビットコインOrdinalsが昨年下半期より主流マーケットの一つになったため、OpenSeaはユーザー維持・拡大のためにもそれの取り扱いを始めるべきとの声も多く上がっているようだ。
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