バイナンスがビットコイン・EVMのインスクリプション市場をリリース、OKXのライバルに

Binance Inscriptions Marketplaceに対応

バイナンスによる仮想通貨のセルフ保管型ウォレット「バイナンスWeb3ウォレット」は、新たにローンチされたインスクリプション電子市場「Binance Inscriptions Marketplace」で利用できるようになった。

Binance Inscriptions Marketplaceとは、ビットコインOrdinals、BRC-20、およびEVMチェーン系のインスクリプション(碑文)NFT/トークンが売買できるマーケットプレイスだ。OKXの「OKX Web3 Marketplace」に類似するサービスだ。

バイナンスは発表で「BRC-20トークンORDIが10億ドルの時価総額に達し、様々なブロックチェーンで2億件以上のインスクリプション生成があるなど重要なマイルストーンに到達した。バイナンスのユーザーはこの進化する領域を探求し、そこから利益を得るための機が熟したと信じています」と述べた。

ORDIは昨年11月にバイナンスに上場して以降最大で6.8倍価格が上昇した。

バイナンスWeb3ウォレットのユーザーはBinance Inscriptions Marketplaceで売買できるほか、ウォレット内で、NFTやトークンのインスクリプション(ミント)を行うこともできる。

インスクリプションとは、ビットコインのOrdinalプロトコルから始まったムーブメントで、NFTの画像やテキストなどのデータを直接ブロックチェーンに記録(完全オンチェーン)する新たな仕組みだ。

ビットコイン・インスクリプションがアジアなどで人気を博したことを受け、ArbitrumやPolygonなどのEVMチェーンにも相次いでインスクリプションサービスが登場し、ネットワークにトランザクションを詰まらせてガス代を高騰させたりしていた。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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