TOKEN2049で注目を集めたCoinW、セキュリティと透明性への深いコミットメントとは
豪雨の中、8,000人を超える参加者
暗号資産(仮想通貨)取引所CoinWは、4月18日から19日にかけてドバイで開催されたTOKEN2049に出展。入口エリアで目を引く「グランドブース」でのプロモーションと、幹部によるパネルディスカッションを通じて、そのブランド力を際立たせた。
TOKEN2049は、業界リーダーたちが集う世界的なブランディングのハブとして機能し、有意義な対話と最先端のディスカッションを促進する。現地で用意された全ての広告枠が成約済みとなり、「Crypto Giants’ showcase(暗号の巨人たちのショーケース)」と称されるなど注目度が高い。
アラブ首長国連邦(UAE)はイベント直前の4月16日に、1949年の観測開始以来最大の豪雨に見舞われたが、TOKEN2049はその困難な状況の中でも、マディナ・ジュメイラ(ジュメイラビーチ沿いの高級リゾート)で8,000人を超える参加者を迎えた。
CoinWの安全性と透明性への取り組み
「取引所の進化」をテーマにしたパネルディスカッションで、CoinWのプレジデント、ソニア・ショウ氏は、Binance、HTX、BingXといった他のグローバル取引所の幹部と共に登壇。市場の強気トレンド、大規模な採用戦略、地域ごとの市場動向、コンプライアンス要件、および規制当局との適切なコミュニケーションについて議論した。
特に、ソニア・ショウ氏は大規模なユーザー採用に関する洞察を共有。FTXの破綻を受けて浮かび上がった業界の課題の一つとして、新規ユーザーのオンボーディングにおける中央集権的取引所への信頼構築の重要性を強調した。
この信頼を築く上でCoinWは、「コミュニティへの透明性」と「堅牢なセキュリティ対策」という2つのアプローチ、特に「顧客資金の保護」を重視していると、ショウ氏は述べた。
CoinWでは、ホットウォレットとコールドウォレットを組み合わせたセキュリティ対策を実施。同時に、ユーザーの資金に包括的な保険を適用する二重のアプローチを採用している。また、オフチェーンで取引を行い、オンチェーンで資金を移動することによって、セキュリティと分散化を強化している。
グローバルなプロモーション展開
CoinW Exchangeは、2017年にローンチした暗号資産交換業者。200以上の国や地域で800万人以上の顧客基盤を有し、複数の国の金融ライセンスを保有する。取り扱い銘柄数は1000以上で、40以上の法定通貨による取引に対応(24年3月時点)。CoinW Exchangeの広告塔には、元イタリア代表のサッカー選手「アンドレア・ピルロ」が務めている。
TOKEN2049を皮切りに、CoinWはブランド強化を進めていく方針だ。今後数ヶ月間で、CoinWはテキサス州オースティンでの「Consensus」やアムステルダムでのMoney20/20など、業界最高峰のイベントに参加予定。
これらのカンファレンスを通じて、CoinWはさらに次の1,000万人のユーザー獲得に向けた戦略を発表し、世界をリードする暗号資産取引所としての地盤を固めていく方針だ。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します