米CFTCコミッショナー 分散型台帳技術の可能性を肯定;仮想通貨DogecoinやCryptoKittiesにも言及

米CFTCコミッショナーが分散型台帳技術(DLT)の重要性を肯定
米CFTCのコミッショナーRostin Behnam氏が、国際規制会議にて、分散型台帳技術の応用を見込み、DogecoinとCryptoKittiesも言及し、この新興技術に積極的な姿勢を見せた。

CFTCがブロックチェーン技術に対する積極性

Coindeskの取材 によれば、米CFTC(商品先物取引委員会)のRostin Behnamコミッショナーは、東京で開かれた2018年ISDA国際規制会議におけるスピーチで、特定の分散型台帳技術(DLT)の応用のいくつかについて強調し、金融テクノロジーに対する規制に柔軟な考え方が必要であると喚起した模様だ。

つまり、CFTCのような規制当局は、イノベイターが安全に金融のネットワークへアクセスできるように、DLTのような新たな技術がグローバルマーケットにどのように影響を与えるか、どのように機能するかを理解せねばならないとされている。

Behnam氏は、このように述べた。

私は、最先端の技術革新が、人々をクリエイティブにして、夢と指名を追うことを可能にするという理解に至った。

加えて、以下のように前向きな発言をした。

農業から医療、金融からアート、CryptoKittiesからDogecoin、DLTの応用可能性について、一度考えてみよう。それらのイノベーションは、単なるテクノロジー以上である。それらは、我々を、現在直面する様々な問題の解決法へ導いてくれるだろう。そして、時によっては、それらは娯楽でもある。

また、Behnam氏は、新たなテクノロジーをよりよく理解する一環として、ビットコインやその他の暗号アセット(仮想通貨)、DLT、クラウドベース・プログラミング、人工知能などを取り巻く課題に関する『学習ツアー』を行っていると明かした。

さらに、本人は以下のように説明を加えた。

私の中には単一のゴールは無い。ただ、技術的発展の最後尾にいる典型的な規制者になってしまうことを避けたいだけだ。市場を効率よくするイノベーションに急いでついて行き、マーケットへ新たなプロダクトと参加者を歓迎し、そしてリスクを厭わないイノベーターにリワードを奨励することが我々CFTCにとって大事なのだ。

CFTCの最近の動きとは

CFCTは仮想通貨・ブロックチェーンに対する態度は柔軟且つオープン的な姿勢を示しながら、投資家に対する保護にも徹している模様だ。

先日、CFTCのクリストファー・ジャンカルノ委員長は大手テレビ局フォックスの取材に対し、機関投資家の参入が仮想通貨市場の成熟につながると期待を述べ、そして、ビットコイン先物に関しては、CFTCの「害のないアプローチ」により持続可能性は高まっているとの見解も示した。

一方で、ジャンカルロ氏は、同機関の2018年における徴収額と取締件数が増加した事も発表した。

中では、仮想通貨市場における見せ玉などの違法行為が摘発の要因として最も多かったと判明した。

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米国規制当局のCFTCは、見せ玉関連の摘発数増加などで、2018年に9000万ドル以上の罰則金を徴収している事が判明。対照的にSECの徴収額は低下しており、ICO取り締まりを強化する意向を示している。
CFTC高官のQuintenz氏が、スマートコントラクトを活用した「予測(賭博)市場」を設計することに注意喚起を行なった。暗殺がギャンブルの対象となった経緯もあり、設計上での違法行為の対応を求めた。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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