リップルネットの参加企業200社越えに|2ヶ月で100社の増加実績
- リップルネット参加企業の大幅増加
- 今年9月に開催されたカンファレンス内で、リップル社のクリス・ラルセン氏は100以上の企業と契約を結んだことを発表したが、すでに2ヶ月ほどで100社増え、合計200もの企業が参加している事が明らかになった。
2ヶ月で契約企業を大幅増加
リップル社のインフラ革新のトップであるDilip Rao氏は、既にリップルネット上では、約200社近くの銀行や金融機関と契約を結んでいることが明らかにした。
今年9月初めにカリフォルニア州で開催されたクリプト・ファイナンス・カンファレンス(Crypto Finance Conference)で、リップル共同設立者兼COOのクリス・ラルセン氏は100以上の企業と契約を結んでいることを明らかにしたばかりだったため、約2ヶ月で倍となる提携企業数まで増えたことになる。
このように早いスピード感ある提携企業拡大を行うリップル社は、クロスボーダー決済を処理するために同社のソフトウェアソリューションを利用する新規顧客を平均6日ごとに増やしているという。
また、リップル社は、サウジアラビアには3つ、クウェートに2つ、バーレーンに1つ、オマーンに1つとアラブ首長国連邦(UAE)に2つの銀行ともサービス契約を行なったことを明らかにしている。
中東は最も急速に成長している市場で、Rao氏によると、リップル社は今年中にドバイ支社を作る予定とのことだ。
中東では、イスラムの教えに沿って展開されるイスラム金融のための制限があるがあるため、難しい地域であると言えるが、国境を超えたオンラインショップなどの中小企業向け決済サービスや、40カ国以上の国々へ現地通貨建ての国際送着金サービス及び為替業務を行なっていることから、リップルネットワークに参加することは、事業内容の効率化につながると思われる。
上記のニュースが出た9月6日からわずか2ヶ月足らずで、100社から200近くまで契約企業を増加させていることは、非常に驚くべきスピードで進んでいる事が伺える。
リップルネット参加企業には?
世界各国の様々な金融機関がリップルネット参加リストに入っているが、一部有名企業を抜粋しても以下の企業も含まれている。
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- みずほフィナンシャル・グループ
- 三井住友信託銀行
- SBIホールディングス
- Bank of America Merrill Lynch
- Barclays
- Santander
- American Express FX International Payments
- MoneyGram
- Western Union
XRP関連の動きも
リップルネットへの参加企業は急速に増えているが、仮想通貨投資家が気になるXRPの利用プロダクトxRapidも、10月のSWELLで商用化されることが明らかになっている。
その当時、CEOのGarlinghouse氏「メキシコでCuallix(大手決済金融サービス)と提携し、xRapidを導入した。」とも言及しており、実際にXRPの活用ソリューションも動きを見せるかもしれない。
SBI北尾社長がXRPに関連する新たなプロダクトに意気込み
また、2019年3月期第2四半期(2018年4月~9月)決算説明会にて、SBIホールディングスの北尾吉孝代表取締役社長が、XRPの新たなプロダクトを作っていく意気込みを見せている。
この背景には、長い間訴訟関係にあったR3とリップル社の関係性が和解した事実があり、北尾氏は「この両社が手を握った時、ほぼ全フィールドをカバーできるようになる。」と両社が協力することでの高い可能性がある点を示している。
R3にXRPが利用されるプロダクトの実現は待ち望まれていると言えるだろう。
パブリックブロックチェーン評価も上昇
先日、中国行政機関CCIDが仮想通貨に関する第6回パブリックチェーン技術評価を公表し、革新性で高評価を付けたリップル(XRP)が15位→7位まで順位を大きく伸ばしたことが明らかになっている。
今回の評価基準はパブリックブロックチェーンという点であることから、中央集権的な側面も指摘されることもあるリップル社のブロックチェーンへの見方に変化が出てきているのではないかとの指摘も見られた。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します