バイナンス、11銘柄を監視対象に追加 上場廃止の可能性
監視タグの対象に11銘柄を追加
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは1日、監視タグの対象に11銘柄を追加した。監視タグは銘柄自体がデリストされる前兆シグナルとされる。対象銘柄は上場基準を満たさなくなるリスクがあり、プラットフォームから上場廃止される可能性がある。
- Balancer (BAL)
- Cortex (CTXC)
- PowerPool (CVP)
- Convex Finance (CVX)
- Dock (DOCK)
- Kava Lend (HARD)
- IRISnet (IRIS)
- MovieBloc (MBL)
- Polkastarter (POLS)
- Status (SNT)
- Sun (SUN)
監視タグが付けられた銘柄は、他の上場銘柄と比較してボラティリティとリスクが高いことを意味する。これらの銘柄は厳密に監視され、定期的なレビューが行われる。
モニタリングタグ付きの銘柄を取引するには、ユーザーはバイナンススポットおよび/またはバイナンスマージンプラットフォームで90日ごとにクイズに合格し、利用規約に同意する必要がある。このクイズは、ユーザーがリスクを認識した上で取引を行うことを確認するためのものだ。
一方、以下の2銘柄はモニタリングタグから除外された:
- Enzyme (MLN)
- Horizon (ZEN)
上場廃止ガイドライン
バイナンスの上場廃止ガイドラインによると、定期的に上場(リスト)された現物およびデリバティブ(マージントレード)の通貨ペアの評価を見直し、流動性が著しく低下している場合などにおいて、必要に応じて顧客の利益を保護するため上場廃止を決定する場合がある。
- 法的/コンプライアンスリスク(規制問題など)
- プロジェクトの継続リスク(開発状況など)
- 市場リスク(流動性や時価総額など)
- 倫理的リスク(相場操縦や詐欺行為など)
バイナンスは、上場トークンのプロジェクトチームと定期的に連絡を取り、ロードマップやチームの最新の開発状況、ハッキングなどのインシデント時の対応能力やセキュリティ対策を把握するよう努めている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します