ドイツ政府のビットコイン売り1日最多、16,000 BTC以上

保有数が一時半分以下に

Arkham Intelligenceが追跡したオンチェーンデータによると、ドイツ政府の連邦刑事警察庁(BKA)は過去24時間で、取引所やマーケットメーカーに移動させる押収ビットコインの量を大幅に増やし、複数回の送金で1,450億円規模に達している。ビットコインの価格は政府の売圧を受け続けており、前日比-1.9%となった。

ドイツ政府による24時間におけるビットコイン送金量は過去最多で、16,000 BTC以上に上る。

BKAのビットコイン売却は6月19日から継続しているもの。当初の保有数は海賊版サイトから押収した50,000 BTCだったが、同ウォレットに残るビットコインは、23,787.7 BTC(日本時間8日夜11時)で、半分以下となった。

関連前週末のビットコインは反発続かず失速、政府BTC売りの市場評価は「過剰」との指摘も

また、先週末からBTCの売り残りがウォレットへ返却される動きも見られており、9日朝には計2,899 BTCが政府アドレスに戻されている。そのため、保有数の23,787.7 BTCから26,686 BTCへとなった。

それについて、ザ・ブロックのリサーチ・ディレクター、スティーブン・ジェン氏によると、取引所は目標の価格帯でビットコインを販売できなかったため、ドイツに送り返した可能性が高いという。

ドイツ政府の売却手段は取引所だけでなく、Flow TradersやB2C2 GroupといったマーケットメイカーへのOTC取引も含まれている。

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