グレースケール、仮想通貨NEARやRNDRなどに投資する分散型AI関連ファンドを販売開始
5銘柄で運用
ビットコインETFの発行企業である米大手暗号資産(仮想通貨)投資会社グレースケールは、新たに分散型AI関連のファンド(投資信託)をローンチした。このファンドは適格投資家を対象としている。
「Grayscale Decentralized AI Fund LLC」という新しいファンドは、仮想通貨関連のAI(人工知能)銘柄に投資するもので、Near(NEAR)、Render(RNDR)、Filecoin(FIL)、 Livepeer(LPT)、Bittensor(TAO)の5銘柄で運用する。
ポートフォリオの割合は以下の通りで、NEAR(31.87%)とFIL(30.03%)の占有率が最も高い。
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ファンドはスタートしたばかりで、17日付で約57万ドル(約8,800万円)の運用資産額となっている。
グレースケールの製品・研究責任者レイハネ・シャリフ=アスカリー氏は新ファンドの登場について、「分散型AIファンドの立ち上げは、分散型AIセクターに最も早い段階で投資する機会を提供できると考えている」、「ブロックチェーンをベースとしたAIプロトコルは、分散化、アクセシビリティ、透明性の原則を体現しており、グレースケールのチームは、これらのプロトコルが人工知能技術の普及とともに出現する根本的なリスクを軽減するのに役立つと強く感じている」とコメントしている。
なお、グレースケールは5月に、NEAR単独の仮想通貨投資信託もローンチした。
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