アルトマン氏のオープンAI、9200億円の資金調達で評価額21兆円へ 報道

評価額の大幅増加へ

人気の対話型AI「ChatGPT」の親会社であるOpenAI(オープンAI)が、投資家から約65億ドル(9200億円)の資金を調達する交渉を進めているようだ。これにより同社の評価額は1,500億ドル(21兆円)に達し、以前の860億ドルから大幅に増加する見込みだと、ブルームバーグが匿名の情報筋の話として12日に報じている。

さらに、ブルームバーグによれば、銀行はOpenAIに対して50億ドルの融資枠を提供する方向で交渉中だという。

8月末には、アップルやエヌビディア、既存投資家のマイクロソフト、ベンチャーキャピタルのThrive Capitalが数十億ドル規模の資金調達ラウンドを主導する予定が伝えられていたが、状況がより具体化してきたようだ。

アップルやエヌビディアはすでにOpenAIとビジネス上のつながりを持っている。特に、OpenAIはエヌビディアのAIチップの主要顧客の一つであり、AI関連の需要がエヌビディアの四半期売上を過去最高に押し上げた。

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また、アップルは6月にAI機能群「Apple Intelligence」でOpenAIを初の公式パートナーに選定している。

さらに、マイクロソフトはOpenAIの最大の投資家であり、2019年以降に130億ドル(1.85兆円)を出資し、OpenAIの利益の49%を取得している。

なお、OpenAIのChatGPTに関しては、推論機能を強化した新しいAIモデル「ストロベリー」が今後2週間以内に発表されると10日に報じられている。ストロベリーは、ユーザーの質問に即座に回答するのではなく、回答前に「考える」能力を持つとされている。

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