メタップス子会社、世界初の「仮想通貨ADAカード」を韓国で発行:大手コンビニなど3万以上の加盟店で使用可能
- メタップス子会社が韓国で世界初の「ADAクリプトカード」を発行
- メタップスプラスとEMURGOは、プラットフォームへの仮想通貨ADA統合を完了し、世界初の「仮想通貨ADAカード」を韓国でローンチする。100ADAからチャージ可能で、韓国大手コンビニなど3万以上の加盟店で使用できる。
- ADAとは
- フィンテック業界の重鎮にして天才数学者である、チャールズ・ホスキンソンが開発に携わったことで人気化。Cardanoというオープンソースの分散型プラットフォーム上で使用される。読み方は「エイダ」。
メタップス子会社が韓国で世界初の「ADAクリプトカード」を発行
株式会社メタップスの子会社であるメタップスプラスと株式会社EMURGO(エマーゴ)は、メタップスプラスのプラットフォームへの仮想通貨ADA統合を完了し、世界初の仮想通貨ADAカードの共同ローンチする。
今回発行する「ADAクリプトカード」は、韓国でメジャーな「GS25」や「Emart24」などの大手コンビニエンスストアを含め、3万以上の加盟店で使うことができる。
カード購入は実物のカードタイプの「ギフトカード」または「モバイルギフトカード」の2種類があり、モバイルアプリで簡単にチャージでき、100ADA(340円相当)と1000ADA(3400円相当)での購入ができるほか、韓国内の様々なショップで使用可能だという。
これに伴い、メタップスプラスとEMURGOの代表者は、以下のように述べている。
メタップスプラス CEO、Seungyeon Kim
「EMURGOは、仮想通貨の実用的なアプリケーションを提供するための技術力と戦略を備えた唯一のパートナー企業でした。このサービスの開発をさらに進めて事例を増やし、韓国のオンライン事業者および多くの店舗への普及を確かなものにしていきたいと考えています。」EMURGO CEO、児玉健
「メタップスプラスにおける仮想通貨ADAの統合完了を非常に嬉しく思います。モバイルアプリ決済ももちろんですが、データであるADAがクリプトカードという形をとる事で、韓国の人々が実際にカードを手に握り、日々の生活の中で使えるようになるのです。今後更に浸透し、新しい決済方法として広がっていけばと願っています。」
メタップスプラスとは
株式会社メタップス(6172)は、フィンテック業界の中でも特に注目度の高いベンチャー企業であり、新興企業向けの株式市場である「東証マザーズ」に上場。
2018年3月には、みずほ銀行やNTTドコモと、子会社が提供するウォレットアプリ「pring(プリン)」の実証実験開始を発表したことでも話題になった。
Metaps Plus Inc.(本社:韓国ソウル)は、メタップスの連結子会社で、2009年に設立した韓国のモバイルフィンテック企業。ブロックチェーン技術を活用したカジュアルモバイルゲーム「DIG STAR」のiOS版の配信などを行なっている。
EMURGOとは
EMURGOは、Cardanoブロックチェーンの導入を促すだけでなく、Cardanoの分散型ブロックチェーンエコシステムを採用しているプロジェクトや組織を構築し、投資やアドバイスを行うことによってADAの価値を高める。
ブロックチェーンの研究開発から得た専門知識および業界パートナーとのグローバルなネットワークを活かし、ベンチャー企業の支援を行っている。
ADAとカルダノ財団
また今年5月には、Cardanoに特化したブロックチェーン技術の提供および投資を目的に設立された「株式会社EMURGO」は、Cardano(カルダノ)の仮想通貨ADA(エイダ)が、株式会社メタップスの子会社である、韓国最大手のモバイル決済プラットフォーム「メタップスプラス」と提携することを発表した。
ADAは、2018年第3四半期までに、メタップスプラスのパートナー店舗3.3万店以上での決済及び提携プロモーションでの使用を予定。
メタップスプラスのアプリダウンロード・プラットフォームでは、すでにモバイルアプリが10億DL以上されており、4万以上の店舗で年間1,000万回ほどモバイル決済手段として利用されているとしている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します