楽天傘下の仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」4月より新たなサービス開始へ
- みんなのビットコイン、最新のお知らせに関して
- 楽天グループ傘下の「みんなのビットコイン」は、既存のサービスを3月31日に終了し、4月から新たなサービスを始めると公式で発表。金融庁が「仮想通貨交換業者」の登録審査を行なっている中、同取引所の動きは注目される。
みんなのビットコイン、最新のお知らせに関して
金融庁が認可した自主規制団体「日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)」の第二種会員として1月4日に加盟したことを発表した、みなし業者の仮想通貨取引所『みんなのビットコイン』は1月11日、以前より不具合が起きていたとする電子帳票と取引制限の解除・取引の再開を発表すると共に、すべての現行サービスを3月31日(日曜日)をもって終了し、4月より新たなサービスを開始する予定だと公式ブログにて公表した。
2019年4月より開始予定の新サービス詳細は、改めてホームページにて告知するとしている。
みんなのビットコインは、8月31日に楽天グループの子会社を通じて全株式を買収されており、楽天傘下にある仮想通貨取引所だ。
また買収後は、2度の増資を受けており、財務基盤の強化により、事業拡大やサービスの利便性・安全性向上を目指し、事業者登録認可を目指している。
その様な動きを背景に、今回発表された4月からの新サービスが、楽天に移行する動きにつながるもかに注目が集まりそうだ。
金融庁のからの審査期限は未定
金融庁は11日、マネックスグループに属する国内最大手のコインチェックに対し、「仮想通貨交換業者」として登録を認可したと発表した。コインチェックはみんなのビットコインと同じく、みなし業者3社のうちの1社であったが、他の2社に関する登録の発表は行われなかった。
コインチェックは、金融庁の登録を済ませていない「みなし事業者」というステータスから昇格し、正式に認可済みの仮想通貨取引所として運営できるようになったが、昨夜行われた金融庁記者ブリーフィングにて、「みんなのビットコイン」も含むみなし業者の審査現状について、以下の様に答えている。
コインチェックを除いたみなし業者2社は、みなし業者として「業務改善命令」の業務改善計画の進捗状況を見ながら、中身を精査している最中である。この2社に対する審査はかなり長引いてはいるが、現行ルールでは(みなしの)期限はない。
登録要件に達すれば認めるし、無理なら認めない。
とはいえ、今後、審査を加速させる可能性も示唆した。
「仮想通貨交換業者」はあくまでも登録なので、登録要件を満たせばいいものの、流出事件もあったため、かなり厳格な基準で「質問票」を作成している。
今回、時間的目安も用意したので、業者の方にも体制をしっかり整備していただいて、要件さえ満たせば登録を進めていきたい。
こんな中、未だ登録審査中の「みんなのビットコイン」取引所は新サービスを伴い、どのように展開していくか、または登録審査にどのように影響を与えるか注目していきたい。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します