R3がCorda Networkをローンチ|Corda Settlerの決済通貨「仮想通貨XRP」にも朗報か
- Corda Networkがローンチ
- 分散台帳技術の開発を手がけるR3は、Corda Networkのローンチを発表した。Corda Networkはオープンソースのブロックチェーンネットワークであり、Cordaを使用する銀行やFintech企業などが接続してデータやデジタルアセットを様々なCorDapps間で移動できるようになる。
- Corda NetworkとXRPの関係は
- XRPはCorda Networkとの関係が深いCorda Settlerでの決済通貨であるため、Corda Networkの始動は、XRPコミュニティや投資家にとっても大きなイベントだ。Corda Settlerは企業向けグローバル決済のための汎用型清算アプリケーションであり、昨年の12/5に利用が開始されている。
- R3とは
- R3社は、分散型データベースを扱う技術系企業で200以上の企業と連携し、また金融システムや、その他商業の分野での分散型台帳サービスの開発を行なっている。Ripple社とは締結したパートナーシップの内容「XRPの(購入)オプション契約」を理由に訴訟へ発展していた。同訴訟は9月、二社間における全ての未解決訴訟が和解に達している。
Corda Network
分散台帳技術の開発を手がけるR3は、自社のプレスリリースでCorda Networkがローンチしたことを発表した。
Corda Networkは新たに創設された非営利団体のCorda Network Foundationによって管理される。プレスリリースによると、この団体は今後のCorda Networkの開発や導入に関する業務を引き継ぐ予定であるとのことだ。
Corda(コーダ)とは
ブロックチェーン技術Corda(コーダ)は、2016年11月にオープンソース化したR3社が開発を主導する金融機関向け分散台帳技術のこと。世界の大手金融機関70社で共同開発し、SBIから出資を受けている。
証券や金融派生商品(デリバティブ)の処理や決済など金融業界に特化した形で開発された、貿易金融プラットフォームで、複数の金融機関がリアルタイムに情報共有できるなどの利点があるという。
Corda Networkとは
Corda Networkはオープンソースのブロックチェーンネットワークであり、Cordaを使用する銀行やfintech企業などが接続する。
Corda Networkの実装によって、データやデジタルアセットを様々なネットワークやCorDapps(Cordaブロックチェーン上で実装できるdApps)間で移動できるようになる。結果、エコシステム間での互換性を維持できるようになるだろう。
異なるアプリケーション間で情報を共有することは、互換性の観点から非常に効率がよい。また個人認証やプライベートサービスを利用する際にも非常に強固なものとなる。
さらに、Corda Networkはオープンに管理され、Cordaの利用者が絶え間なく利用し、またCordaの開発者がCorda自身の開発やアプリケーションの開発を進めることを手助けすることとなるだろう。
Cordaはすでに、民間企業や政府機関から多くのパートナーシップを獲得している。250を超える企業や組織とパートナーシップを結んでおり、Citibank、HSBC、Huawei、Infosys、Intel、Amazon Web Services(AWS)などが名を連ねる。
Corda Networkの立ち上げは、R3にとって非常に大きな進展だ。Corda Networkのリリースは、R3社がブロックチェーン企業として躍進するきっかけとなるだろう。
Corda NetworkとXRPの関係は
XRPはCorda Networkとの関係が深いCorda Settlerでの決済通貨であるため、Corda Networkの始動は、XRPコミュニティや投資家にとっても大きなイベントである。
Corda Settlerは企業向けグローバル決済のための汎用型清算アプリケーションであり、昨年の12/5に利用が開始された。
Corda Networkによってデジタル資産やデータをCordaの他のエンタープライズ間で簡単かつ安全に移動させることができるようになる。Corda Settlerもその例外ではなく、このリリースはXRPによい利益をもたらすと言える。
なお、XRP Research Centerも、Twitter上で今回のCorda Networkのローンチに対するポジティブな見解を示している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します