金融大手フィデリティ、一部の顧客に仮想通貨関連サービスを部分的に開始 最新の詳細を明かす
- フィデリティ、仮想通貨事業の近況報告
- 仮想通貨事業を展開している大手金融機関フィデリティ社が既に一部の適格投資家に対して試験的に一部サービス提供を開始しているなど、最新状況をブログで報告した。
フィデリティ、一部サービスを試験的に始動
10月に業界参入を発表した大手金融機関のフィデリティが仮想通貨事業の最新状況を約4ヶ月ぶりに公式ブログで更新した。
公式ブログから明らかと主な点は以下の通りである。
- 一部の適格投資家に対して一部サービス提供を試験的に開始
- カストディと取引プラットフォーム、両方の提供を予定
- 最終テスト・プロセス等の調整段階に入っている
- 機関投資家の基準を満たす技術・運用基準を策定中
- 開始は「今後数ヶ月」頃か
フィデリティ社によると、現在機関投資家が必要とする技術的や運用部分での監督基準をデジタル資産(仮想通貨)に調整しているという。
また初期ステージのソリューションを開発していく中で、既にオンボードされている適格投資家に対して、一部サービスの提供を開始していることが判明している。
さらにこのような顧客のオンボーディングは「最終テスト・プロセスの調整段階」における重要部分であるとしていることから、当初言われていた通り、フィディリティの仮想通貨事業の開始は2019年の最初に見られるのではないかと期待が集まっている。
フィデリティ社はこの後、さらに「カストディプラットフォームと取引の場」および「セキュリティとマーケットアクセス、両方を提供する場」を構築を続けることで「不明確な部分が多く残るデジタル資産の取引環境を変える」と意気込みを示した。
先日報道されていた関係者筋の話で示唆されていた3月のサービス開始は公表されなかったが、今後数カ月間でフィデリティ社が力を入れるとする「将来的な顧客となり得るクライエントとの対話」の方向が気になるところである。
CoinPostのLINE@
スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します