リップル社CTOが1年の成果を語る「なぜ仮想通貨XRPは、ビットコインやイーサリアムよりも優れているのか」
- リップル社CTO、仮想通貨XRPの優位性を語る
- リップル社CTO、David Schwartz氏がビットコインやイーサリアムに対し、仮想通貨XRPが優れている3点を説明した。XRP台帳の分散化や、送金処理時間などについて解説した。
リップル社CTO、仮想通貨XRPの優位性を語る
リップル社が最新の公式動画を更新し、CTOのDavid Schwartz氏が過去1年間の成果や、仮想通貨XRPの分散化について言及した。
Schwartz氏は、仮想通貨XRPの優位性として、以下の3点を強調した。
- ネットワークの分散化・非中央集権化
- 送金時間
- XRP独自のコンセンサスアルゴリズム
この1年でXRP台帳の分散化が見られた。現在のXRPの分散化は、ビットコインやイーサリアムよりも進んでいる。
また他のプロジェクトでも見られないネットワークの稼働と非中央集権化が実現できている。
Schwartz氏の語る分散化は、XRPの取引承認を行うUNL(Unique Node List)に掲載されているバリデータがリップル社のものではなくなっていることを指している。
下記の図を参照すると、バリデータにおけるリップル社のノード占有率は、1年前の2018年2月時点と比較して73%減少している。
仮想通貨XRPのバリデータ数は、昨年6月からリップル社以外のノードが増加しており、8月時点で50%を切っていた。
昨年時点と比較すると、承認元のノードという観点から見ると確かに分散化、また非中央集権化は進んでいると言えるだろう。
さらにSchwartz氏は、XRPと共に代表的な通貨として挙げられるビットコインやイーサリアムとの最大の違いは、「PoWの有無」であると述べた。
最大の違いは、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用しているビットコインやイーサリアムに対し、XRPは独自のコンセンサスアルゴリズムを採用している点である。
PoWは、最大の約束だった非中央集権化がXRPほど実現できていない
ビットコイン取引は平均で10分〜1時間程かかる中、XRPは5秒で送金が完了する。
仮想通貨XRPはPoWではなく、独自のコンセンサスアルゴリズム「Ripple Protocol Consensus Algorithm(RPCA)」を採用しており、これによりXRPではバリデータとして選ばれた少数の代表者が取引を承認、5秒という早い送金時間を実現化させている。
XRPは現在、リップル社の送金ソリューションxRapidの一部送金に利用されているほか、最近では仮想通貨決済企業のCoinGateが決済手段として同銘柄の追加を発表している。
スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します