世界有数の仮想通貨取引所Huobi、イーサリアム大型2段階アップグレードの「対応」を発表|Constantinopleの重要点もリストアップ

世界的大手仮想通貨取引所Huobi、再スケジュールのイーサリアム大型アップグレードの対応発表
世界有数の仮想通貨取引所Huobi Globalは、3月1日前後に予定されるイーサリアムの大型アップグレード「Constantinople・Petersburg」への対応を発表した。今回のアップデートでは、Gas計量法の変更によるGasコストの削減、「ディフィカルティボム」の延長、及びマイニング報酬の減少などが予定されている。

Huobi、ETHのアップグレード対応

世界有数の仮想通貨取引所Huobi Globalは、」来週に控えるイーサリアムの大型アップグレード「Constantinople・Petersburg(二段階)」に対応することを公式で発表した。

Huobiの公式発表によると、「Constantinople・Petersburg」のトラッカーによる実施日とブロック・ナンバーに合わせて、以下のように予定しているという。

  • 予定日:3月1日
  • ブロック・ナンバー:7,280,000

現時点では、日本国内の仮想通貨取引所にアップグレードへの対応発表は確認されていない。

ETHアップグレードに関して

今回のアップグレード「Constantinople」は、本来1月中旬に予定されていたが、予定日の2日前、一部のコードに重大な脆弱性があることが判明し、延期となった。

その後、主要デベロッパーのお知らせによって、2月27日前後を新たな日程として公開された経緯がある。

そして、その脆弱性である「EIP 1283」を削除するために、デベロッパーに開発された2次アップグレード「Petersberg」が「Constantinople」の実装に続き、同じブロック上で実施されると予定されている。

なお、今回のアップグレードの重要点は、以下にリストアップした。

  • EIP 145: ビットワイズ・シフティングと呼ばれるイーサリアム上での情報プロセスの効率向上
  • EIP 1052:特定のアドレスハッシュを生成するラージ・スケールコードのオプティマイズ化
  • EIP 1283: Gas計量法の変更により、Gasコストの削減
  • EIP1014:実際にアドレスが形成される前にアドレスを決めてやり取りを可能にする
  • EIP 1234:「ディフィカルティボム(マイニングの難易度を徐々に上げていくプログラム)」の延長、マイニング報酬の減少

「Petersberg」に関する詳しい内容はこちら

大型アップデートにおける脆弱性が原因で2月27日前後に延期されたイーサリアム、解決案として二段階のアップグレード実装が予定されている。本文では「コンスタンチノープル」に向けた最新状況をまとめる。

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共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は、15日の開発者会議で、コンスタンチノープルで実装予定の新機能に”潜在的な脆弱性”があるとの見解を否定した。今回のETH高騰を後押しした可能性もある。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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