第10回『国際ブロックチェーン格付け』仮想通貨ビットコインは2ランク上昇、リップル(XRP)は20位を維持
- 中国行政機関、10ヶ月連続でブロックチェーンランキングを公開
- 中国の行政機関であるCCIDのブロックチェーン研究所は26日、仮想通貨に関連する第10回「パブリックチェーン技術評価」を公表。ビットコインは2ランクアップして13位に浮上した一方、リップルは20位の座を維持、トロンは初登場2位にランクインした。
第10回「国際パブリックチェーンランキング」
中国の行政機関、北京情報センター(CCID)のブロックチェーン研究所は26日、第9回「国際パブリックチェーン技術評価指標」を公開した。
仮想通貨で使用されるブロックチェーンを“技術ベースで評価した指標”であり、中国政府、民間、教育機関に在籍する専門家によって評価が行われている。(矢印の左側は、前回評価値)。
今回のTOP3はEOS、トロン、そしてイーサリアムとなっている。仮想通貨トロン(TRX)は本ランキングに登場するのは今回が初だ。
4位から10位はGXChain、BitShare、ONTology、NULS、Lisk、Steem、NEOとなっている。
またビットコインは前月比で2ランク上昇して13位に、リップルは前月と変わらない20位の座を維持している。
プロジェクト名 | 総合順位 | 詳細 | 総インデックス | ||
---|---|---|---|---|---|
基本技術 | 応用性 | 革新性 | |||
EOS
(イオス) (特徴) |
1位 | 102.2 →103.7 |
19.7 →20.0 |
24.9 →26.9 |
146.9 →150.5 |
Tron
(トロン) (特徴) |
2位(NEW) | 96.8 | 24.6 | 24.1 | 145.6 |
Ethereum
(イーサリアム) (特徴) |
2位 →3位 |
77.4 →73.8 |
29.3 →29.0 |
27.4 →36.4 |
124.1 →139.2 |
GXChain
(特徴) |
4位 →4位 |
84.5 →82.3 |
18.9 →18.3 |
7.5 →12.2 |
110.8 →112.8 |
BitShares
(ビットシェアーズ) (特徴) |
5位 →5位 |
87.2 →86.9 |
13.4 →13.9 |
8.8 →8.6 |
109.4 →109.5 |
Ontology
(特徴) |
3位 →6位 |
82.2 →78.9 |
23.3 →23.0 |
7.2 →7.2 |
112.7 →109.1 |
NULS
(特徴) |
6位 →7位 |
76.8 →75.4 |
18.3 →19.0 |
12.5 →12.6 |
107.7 →107.0 |
Lisk
(リスク) (特徴) |
12位 →8位 |
66.9 →65.7 |
16.6 →15.3 |
17.3 →26.0 |
100.7 →106.9 |
Steem
(スチーム) (特徴) |
10位 →9位 |
85.6 →85.1 |
9.4 →9.7 |
9.6 →10.1 |
104.7 →104.9 |
NEO
(ネオ) (特徴) |
7位 →10位 |
72.3 →69.1 |
26.3 →26.1 |
8.5 →9.6 |
107.0 →104.8 |
Bitcoin
(ビットコイン) (特徴) |
15位 →13位 |
44.1 →43.6 |
17.3 →18.1 |
34.9 →42.9 |
96.3 →104.5 |
Stellar
(ステラ) (特徴) |
11位 →15位 |
70.6 →67.9 |
20.0 →20.7 |
13.4 →14.6 |
104.1 →103.1 |
Ripple
(リップル) (特徴) |
19位 →20位 |
71.2 →71.8 |
12.7 →12.8 |
8.9 →10.1 |
92.8 →94.7 |
Bitcoin Cash
(ビットコインキャッシュ) (特徴) |
28位 →27位 |
48.5 →48.2 |
20.7 →21.6 |
12.8 →16.7 |
82.0 →86.5 |
CCID公式ランキング
そのほか11位以下の銘柄は、CCID公式ランキングを参考にどうぞ。
- パブリックチェーンとは
- ビットコインのように非中央集権でオープンなP2Pネットワーク。 パーミッションレスかつトラストレスなネットワーク参加者が協力し合うことでブロックチェーンを管理、PoWやPoSなどで経済的インセンティブを得ることで成り立っている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します