米仮想通貨企業、ビットコイン先物情報を提供するライトニングAPIを試験的に導入
- Suredbits社の新API、開発者向けに先物データへのアクセス提供
- 米国の仮想通貨企業Suredbits社が開発中のライトニングネットワークを利用し仮想通貨取引所のクラーケンとビットメックスからビットコイン先物データを提供するサービスが試験的に導入された。
ビットコイン先物情報を提供するライトニングAPIが試験的に導入される
ビットコインでNBAやNFLなどのスポーツ情報を購入できるサービスを提供する米Suredbits社は18日、仮想通貨取引所のクラーケンとビットメックスから先物データを購入することを可能にするサービスが試験的に導入した。
当該のAPIはビットコインの開発中のライトニングネットワークを利用しており、開発者は取引可能な先物契約に関する情報にアクセスすることができる。
Suredbits社CEOのクリススチュワート氏は、「ライトニングネットワーク上の支払いを受け、これらの2つの取引所からの市場データを購読することができる。」と説明した。
Kraken取引所とBitMEX取引所から先物データは、通常無料で提供されていることを考慮すると、この新しいサービスは必ずしも大幅に利用されることが目的ではない。むしろ、ビットコインのライトニングネットワーク上のマイクロペイメントを利用してデータを入手する方法の概念実証のためであり、実験的な要素が多い。
Suredbits社は、時には1円以下などの極端に小さな支払いであるマイクロペイメントを可能にし、開発者が僅かなデータでも簡単に購入できるようにするためのAPI開発に、ビットコインのライトニングネットワークが大きな役割を果たすと考えている。
ライトニングネットワークはまだ使用する危険性が高いとされている。バグ発生により金銭的損失を顧客が出した経歴もあったが、開発者はライトニングネットワークがビットコインによるペイメント(支払い)の将来であると見込んでいるため、引き続きライトニングネットワーク上での構築を進めていく。
Suredbits社は米アイオワ州発の小さなスタートアップで、ライトニングネットワークを主要として焦点を当てた数少ない企業の1つだ。これからも既存のビジネスにビットコインのライトニングネットワークの導入を試みるベンチャー企業の増加が見込まれる。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します