ビットコイン流出被害直後のバイナンス 本日12時に「公式声明」|AMAセッションを実施

ハッキング発覚のバイナンス、予定通りCEOのAMA続行へ
7000BTC相当(約45億円)のハッキングが発覚した仮想通貨取引所バイナンスは、本日12時よりAMAを実施、公式の声明が発表される。市場にも重要な状況だけに、発言に注目が集まっている。

バイナンスのCZ氏、ハッキング発覚も予定通りAMA続行へ

本日、ハッキング被害により約7000BTC(45億円相当)の資産が流出した仮想通貨取引所バイナンスは、日本時間8日の12時にAMAセッションを行うと公式より発表があった。このAMAセッションでは、同社CEOのCZ氏がユーザーの質問に答えるコーナーとして予定されていたもの。ハッキング被害直後ではあるものの、通常通り実施するという。

セッション内容はわかっていないが、事件直後の公式の場での発言に注目が集まっている。

バイナンスのハッキング被害は、本日午前9時前後に7072BTCが盗難されていたことを公式側が発表したことで発覚。セキュリティの高さに定評のある取引所であったが、資産の流出が確認された。

バイナンスのハッキング侵害に関する詳細は下記の記事より

大手仮想通貨取引所バイナンスにおいて初となるハッキング被害が起きたことが明らかになった。安全のため、当面1週間はバイナンスでの入出金が停止となる模様。

しかし、仮想通貨の流出も、流出後の迅速な対応(以下の2点)を行なったことで、大きな急落には繋がらず、高い評価を受けている。

  • 被害総額を全て補填・返金
  • AMAイベントを行い、公の場で質問に答える姿勢

バイナンスはハッキング侵害を公表した際、被害に遭った顧客資産は同社が管理するSAFUファンドから補填されるためユーザーへの影響はないと述べていた。SAFUはSecure Asset Fund for Usersの略で万が一の際にユーザーの資産を補填されるために昨年7月にバイナンスの取引手数料の10%が自動的に貯蓄される基金である。ハッキングなどの被害に備えた対策が功を奏した。

また以前から予定されていたバイナンスのCEO、CZ氏のAMAセッションが続行する点も高い評価に値する。ハッキングなどの異常事態が起きた際、通常であれば非常対応をするためにAMAセッションを続行する企業は少ないだろう。

しかし、バイナンスでハッキング被害が起きたことは事実である。

業界の中で高い信頼を得ていた取引所の流出被害は、業界に与える影響も軽微であるとは言い難い状況であり、今回のAMAでCZ氏がどの様な発言をするか、今後の業界を左右する重要な節目となるかもしれない。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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