ビットコイン30分で9%反発|中国の裁判で初めてBTCが合法なバーチャル財産に
- 中国の裁判でBTCが合法なバーチャル資産に
- ビットコインが18日夜、短時間で大幅に上昇し前日比10%高を記録。中国の裁判所で初めてBTCをバーチャル財産とみなすことや、米公聴会でのビットコインに関するポジティブな言及が材料視されたか。
ビットコイン急反発、中国での好ファンダか
ビットコインは18日23:30時ごろより急反発し、30分で9%高を記録した。なお先日の下落幅を払拭し、日本円では、110万円台を回復した。
ビットコインは前日比およそ10%高。
中国裁判、BTCが合法バーチャル財産
中国メディア「新京報」の報道によると、中国の名城杭州で、ビットコインの横領事件をめぐる裁判で、「ビットコインをバーチャル財産」としてその合法性を認めた。なお、この法的承認は中国において初めての事例判断であり、ビットコインを含む仮想通貨投資・取引を全面的に禁止している中国では、異例な裁判結果とされている。
詳細によると、中国では「バーチャル財産」は法律に守られる「財産」で、ビットコインの保有は法的に認められているとのことだ。
中国事情に詳しい、米仮想通貨ファンドの創業者兼業界有識者であるDovey Wan氏は、これをビッグニュースとして取り上げ、「ビットコイン(保有)は中国において、違法でなく合法だ。」と述べ、上述のビットコイン急反発を発動させた好材料の1つとしている。
さらに、ビットコインの強気材料として、昨日の米下院リブラ公聴会で複数の議員がビットコインを擁護したことや、有識者による適切なビットコイン解釈が議員陣に伝わったことなども、アナリストに取り上げられている。
一方、仮想通貨取引所の業務は依然として違法であることについて、Wan氏は改めて【FUD】にならないように注意した。
類似した先例は以前にもあった。昨年10月には中国の深セン市では、ビットコインに関わった仲裁案件では、裁判所から「ビットコインを含む仮想通貨は財産として法律に守られる」との判決が下ったが、今回の裁判では初めてその「バーチャルの性質」が認められた。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します