Bakkt、入出金開始で機関投資家から高い需要を実感 23日にもビットコイン先物提供へ

Bakkt、ビットコイン入出金開始で機関投資家から高い需要を実感
BTCの入出金を開始したBakktは、機関投資家による温度感と需要が予想通り高いことを実感していることを明かした。サービス提供にあたり重要なセキュリティ対策についてまとめた。

Bakkt、機関投資家の需要を実感

ビットコイン先物の提供へ向けてカストディサービスを開始したBakktのCOO Adam White氏は、入出金開始後の資金流入などを受け、機関投資家から高い温度感と需要を実感していることを明かした。

9月6日よりBakktウェアハウスサービス(カストディ)にて機関投資家向けのビットコイン入出金サービスを正式に開始。9月23日にも先物取引の開始を予定する。

White氏は10日、Bakktウェアハウスの業務進捗状況を公式ブログにて明らかにした。White氏によると、先行して一部のユーザーに向けて開始されたユーザー受け入れテストでも多くの機関投資家から高い関心度を示されていたというが、実際にビットコインの入出金が開始したことで、テスト時に参画していた機関投資家に限らず、複数の新たなクライアントからの実需も確実に増えているという。

具体的な数字こそ明かすことはなかったが、機関投資家からの温度感は予想通り高く、同サービスの開始から機関投資家がビットコインを保有する機会に繋がっている事も明らかである。

Bakktのセキュリティ・保険対策について

また、ビットコインウェアハウスのセキュリティ・保険対策について、以下に紹介している。

ビットコインの秘密鍵

BTCの秘密鍵をより安全に保管するために、大手銀行バンク・オブ・ニューヨーク・メロンは地理的に分散した保管場所を提供する。

ビットコインカストディの保険

BakktウェアハウスのBTCのデポジットには総額1.25億ドルの保険金がかけられている。

以前のブログでWhite氏が説明したように、Bakktのカストディは基本大半のビットコインがオフラインされたコールドウォレットで保管される。なおセキュリティ対策においては、24/7の体制で物理的セキュリティも備えられるという。

とくにハッキング事件の絶えないこの業界では、サイバーセキュリティ対策が極めて重要であるため、Bakktはニューヨーク証券取引所が利用する同じグレードのセキュリティ保護を実装している。

参考:Bakkt公式ブログ

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BakktのBTC先物について、欧米では機関投資家のニーズが見えてきていることを関係者が明かした。日本市場はFATFの審査が出だしの遅さに影響が出ると見ている。
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