米SEC長官、ビットコインETFへ向けて「前進」 懸念点は未だ複数あり

米SEC長官がビットコインETFについて発言
米証券取引委員会のJay Clayton長官が、ビットコインETFの規制条件をクリアする状況へ向けて進んでいるかとの質問に「YES」と回答。しかし、金融商品として未だ懸念点は複数残っていると語った。2つのビットコインETFの承認判断期限は来月に予定する。

ビットコインETFの課題

「ビットコインETFの審査で進展があるのは確かだ」

米メディアCNBCとのインタビューで、ビットコインETFの規制条件をクリアする状況へ向けて進んでいるかという質問に対し、米証券取引委員会(SEC)のJay Clayton長官が「簡単に答えれば、そうだ」と肯定的なコメントを行なった。

しかし、現在でもビットコインETFを承認するにあたって懸念は残っており、審査に当たる仕事はあるという。

インタビューでは、これまでも懸念点に挙げられていた適格な仮想通貨カストディアンが不足や、未整備の仮想通貨取引所で価格操作が行われる可能性を懸念点に挙げ、承認へ向けて進んでいることを肯定しつつも、解決すべき問題は未だ残っていると胸中を明かした。

世界最大級の金融企業Fidelity社の新たなサービスやサンフランシスコを拠点にするアンカレッジ社など、多くのカストディアンが誕生、SECも不正な売買を取り締まる努力を続けているが、ETF承認に必要な基準は高い見られる。

Clayton氏はビットコインが懸念を払拭しつつあることを認める一方で、「ビットコインETFの承認には、このような難題を解決して、金融商品として適切であることを我々に納得させる必要がある」と述べた。

ビットコインETFは、Bitwise版とVanEck版の2つの承認判断の締め切りが来月に迫る。最終判断の期日は、Bitwise版が10月13日、VanEck版が10月18日だ。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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