コインチェックを擁するマネックスグループ、株主優待で仮想通貨(暗号資産)BTCを進呈

マネックス、株主優待でBTCを進呈
国内大手仮想通貨取引所コインチェックを擁するマネックスグループは24日、2019年度中間期の株主優待として、仮想通貨(暗号資産)ビットコインの進呈を発表した。相乗効果を狙った施策の一環だと考えられる。

マネックス、株主優待でBTCを進呈

コインチェックの親会社マネックスグループは、2019年度中間期の株主優待として、2019年9月30日基準の株主に対し、仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(以下、「仮想通 貨BTC」)を進呈することを決定したことを発表した。

相乗効果を狙う

今般、仮想通貨取引における資産形成の期待の高まりに応えて、当社子会社であるコインチェック株式会社が提供するコインチェック口座を保有する顧客を対象として500円相当の仮想通貨ビットコイン(BTC)を進呈するという。

これまでは、マネックス証券口座にマネックスグループの株式を預ける株主を対象に、マネックスポイントを付与していた。

保有株式数に応じて優待のグレードが上がる通常の株主優待と異なり、保有株式数に係わらず一律で付与する。付与の時期は、2020年4月上旬となるようだ。

40-50代の中高年を中心とするマネックス証券の利用者層と20-30代若年層を中心としたコインチェックの利用者層は異なるため、ビットコイン(BTC)への関心を高めるキッカケの一つとして相乗効果を狙った施策だと思われる。

今年4月、マネックス証券の新社長に就任した清明祐子氏は、「第二の創業」の新機軸として、クリプトアセット(暗号資産)事業を据えており、マネックスグループとコインチェックの結びつきを一層強化する方針を示したほか、コインチェックとの連携により、マネックス証券でビットコインをはじめとする仮想通貨を販売。また、同時にコインチェックの顧客へも、マネックス証券の商品を紹介するなどの案にも言及していた。

関連:マネックス証券、コインチェックとの連携で「仮想通貨販売」を検討|新社長が語る意気込み

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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