テレグラム、過去最大規模のICOでローンチ延期を計画 仮想通貨Gramで投資家に新たな提案

テレグラム 投資家にGramに関する提案

人気コミュニケーションアプリ「テレグラム」は、独自発行のGramトークンの投資家に対して、Gramの交付とTONネットワークのローンチを延長する計画を伝えていることがわかった。Coindeskなどが入手した「投資家への手紙」で明らかになった。

予定日を10月30日から2020年4月30日へと引き伸ばし、半年間の延期を行う。米SECの介入を延期の理由としてあげた。

投資家に対して、延期への合意を示す期限は10月23日と設定。仮に大半の投資家が合意を示さなかった場合、Gramの返金を求めることも可能だという。

しかし、返金は投資した出資金の77%に留まるとしており、複数回に渡って行われたトークンセールでの調達した資金に比例した計算が行われる。テレグラムはトークンセール一回につき、8.5億ドルを調達している。

仮に投資家と延期で合意した場合、来年4月までにかかる費用として、調達資金から8,000万ドルを運営・訴訟費用に充当する予定だという。

SECの介入

SECは12日、Gramの海外販売店を通じたトークンセールで未登録有価証券を販売していたとして、「一時的な差し止め」要求と訴訟を行う声明を発表している。

差し止め命令に関する法廷聴取は、10月24日にもNY連邦地裁で開かれる予定だ。

参考:Coindesk

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Telegramの独自仮想通貨Gramが未登録有価証券にあたるとした米SECが、投資家の聞き取り調査を活用していたことが分かった。テレグラム側と主張の食い違いを見せる中、今月24日に公聴会が開かれる。
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