サイドチェーン:注目すべきビットコイントレンドVo.4
- サイドチェーンの導入効果
- 認証時間短縮、プライバシー強化、スマートコントラクト機能増大させる特徴を持ちます。
- 特定のビットコインとアルトコインを一対一で固定するブロックチェーンの代用サイドチェーン
- ユーザーは効果的に全く異なるチェーンにビットコインを「移動」することができます。
ビットコインの取引に匿名性を保つ事が出来るようになる仕組みを導入したプライバシー強化、TumbleBitおよびZeroLinkをVol.3で紹介しましたが、今回は認証時間短縮、プライバシー強化、スマートコントラクト機能増大される特徴をもつサイドチェーンを紹介します。
より多くのサイドチェーンよる導入増加
サイドチェーンは特定のビットコインとアルトコインを一対一で固定するブロックチェーンの代用です。
これによりユーザーは効果的に全く異なるチェーンにビットコインを“移動”することができます。
これはつまり、ビットコインとそのサイドチェーンはビットコインプロトコルに埋め込まれた“オリジナルの”2100万コインだけを使うということです。
例として、サイドチェーンは認証時間短縮、プライバシー強化、スマートコントラクト機能増大、または単純にアルトコインが利用される特徴を可能にします。
このコンセプトは2014年Blockstream CEO Dr. Adam Back氏などにより提案されました。
Blockstreamは特定のビットコイン取引を瞬時に完了させるLiquidサイドチェーンを始動しました。
現在Liquidは未だベータ版ですが、正式なv1.0は今年導入される予定です。
RSKも長年開発され続けてきたとても有望なサイドチェーンです。
RSKはチューニング完全スマートコントラクトに対応し、イーサリアムやビットコインの柔軟性を可能にします。
RSKは非公開のベータ版ですが、RSK Labs共同開発者 Sergio Demian Lerner氏は正式は公共版が近日公開されるそうです。
さらに近日、Bloq科学者 Paul Sztorc氏はドライブチェーンプロジェクトのインプリメンテーション概略を完了しました。
LiquidとRSKは連携モデルとして適用し、サイドチェーンは信頼されたゲートキーパーによって守られ、ドライブチェーンはビットコインマイナーによって保護されます。
仮に今年ドライブチェーンが導入されるとしたら、このような初期バージョンのサイドチェーンは“Bitcoin Extended”(より多くの取引を可能にする巨大ブロックバージョンのビットコイン)になるでしょう。
ドライブチェーンを導入するにはソフトフォークのアップグレードが必要なので、ビットコインコミュニティはこの技術の提案に対して賛否両論です。
Sztorc氏は、Bitcoin Magazine紙の取材で以下のように述べました。
『マイナーは明日にでもドライブチェーンを始動することが可能ですが、彼らは“なにが良いソフトウェアなのか”を判断することを外部に任せてしまいます。よって彼らは独自で何が最適かを判断するか、ビットコインリリースまで待つしかないのです』
Keep an Eye Out for These Bitcoin Tech Trends in 2018
Aaron van Wirdum JANUARY, 02 2018
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