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米財務長官が仮想通貨法案の重要性を強調、「法案なしでは規制は不可能」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

重要性を強調

スコット・ベッセント米財務長官は6日、上院銀行委員会公聴会での証言で、仮想通貨市場構造法案が議会を通過しなければ米国での仮想通貨規制を進めることは「不可能だ」と述べた。

同氏は「業界には規制がないことを好むニヒリストのグループが存在するようだが、これは非常に優れた規制だ」と指摘し、「クラリティー法を成立させなければならない。これを望まない市場参加者はエルサルバドルに移るべきだ」と強い言葉で法案成立の必要性を訴えた。

米国最大の仮想通貨企業コインベースは数週間前、突如として法案への支持を撤回し、上院銀行委員会での重要な採決を頓挫させた背景がある。ベッセント長官の発言はこうした状況を受けてのものだ。

コインベースのブライアン・アームストロングCEOは当時「悪い法案よりも法案がない方がましだ」と指摘。この発言はホワイトハウスから強く非難され、業界が「包括的な規制枠組みなしで無期限に運営できると考えるなら、それは純粋なファンタジーだ」と警告された。

コインベースはその後交渉に復帰したが、法案がステーブルコイン保有者に対して利息を生み出すことを認めなければならないと主張し続けている。

一方、銀行界はこの要求に激しく抗議し、特に地域銀行レベルで預金流出を招き米国の銀行システムを不安定化させる可能性があると警告している。

関連:米仮想通貨業界が銀行界に譲歩案を提示、市場構造法案めぐり

ベッセント氏は「私はこれらの小規模銀行の支持者であり、預金のボラティリティは非常に望ましくない」と述べた。さらに「これらの預金の安定性こそが、地域社会、農業、中小企業、不動産への融資を可能にしている。これに関連する預金のボラティリティが生じないよう引き続き取り組む」と続けた。

議員から不満の声も

一方、同日の別の委員会公聴会では、民主党のマーク・ワーナー上院議員が「仮想通貨地獄にいるような気分だ」と述べ、数カ月の交渉を経て頓挫した仮想通貨法案をめぐる立法の行き詰まりに不満を表明した。

ワーナー議員は「仮想通貨は定着しており、明確なルールが必要だ。しかし、大きな抜け穴を残したり、現在の訴追権限を弱めたりするようなルールを作ってはならない」と述べ、分散型金融に関する国家安全保障上の懸念が依然として存在すると指摘した。

また、民主党のアンジェラ・アルソブルックス上院議員は同公聴会で「私たちは本当に優れた超党派法案を成立させたいと考えており、イノベーションと地域銀行の両方を保護する超党派の妥協案がまとまると確信している」と述べた。

上院農業委員会は先月、商品先物取引委員会(CFTC)を管轄する委員会として民主党の支持なしで法案を可決した。上院銀行委員会は1月に修正と採決のための公聴会を開催する予定だったが、コインベースがステーブルコイン利回りの問題などを理由に支持を撤回したため、会合は直前に延期された。現時点では公聴会再開の目処は立っていない。

関連:ビットコイン、年初来最安値を更新 クラリティー法案協議難航で市場心理悪化|仮想NISHI

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