中国 国家外貨管理局、国際間取引などでブロックチェーン・AIの導入を検討

中国規制当局もブロックチェーン利用に言及

習近平国家主席の発言に続き、中国規制当局である国家外貨管理局(SAFE)副長のLu Lei氏が27日、クロスボーダー取引とマクロ・プルーデンス(金融システム全体の安定化)管理におけるブロックチェーンとAI(人工知能)の適用を検討中であるとのコメントをした。上海ロイターが報じた

Lei氏は効果的な金融インフラの構築がリスク管理の基盤になるとして、以下のようにリスク管理の重要性を強調した。

デジタルファイナンスとフィンテックの急速な発展に特別な注意を払う必要がある。新しいビジネス形態がどのようになるかわからない間はリスク管理に注意を払わなければならない。

Lei氏はまた、外国投資家のための投資チャネル統合の計画や海外資産運用会社が国内で資金調達を行う際の手続きの簡略化を検討していることを明かした。中国は米国との貿易戦争の中、中国国内で外国企業がビジネスを行う際の障壁を取り除くため金融の解放を強化しているという。

中国では25日に習近平国家主席がブロックチェーン国際戦略について発言し、共産党の教育コンテンツ特化ブロックチェーンアプリもリリースされたことが判明している。

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中国の習近平国家主席は25日、ブロックチェーン技術に関するワークショップを共産党内で初開催。中国が同技術の開発を加速させ、主導的地位を確保するよう発言した。
第一号となる、中国共産党の教育コンテンツに特化したブロックチェーンアプリがリリースされた。25日に習近平主席が示した国家的技術方針を具体化した動きとなる。

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