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ビットコイン高値圏で揉み合い継続か、22日の米指標に注目|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の週次レポート

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週の週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は上値を追う展開となり、16日正午時点で、1520万円周辺で推移している。

週明けは振れ幅を伴いつつも1450万円周辺で揉み合いとなったBTCだったが、13日に発表された12月の米消費者物価指数(CPI)が前年比で11月から横ばいとなり、前月比では11月から伸びが鈍化すると、過度なインフレ懸念が後退し、上値を追う展開に転じた。1500万円を超えるとショートの踏み上げによって1550万円周辺まで上昇した。

これによって、BTC円は12月の高値(1500万円)を回復し、底入れの機運が高まると、14日には米最高裁がトランプ米政権による相互関税の違法性判断を見送ったことも支援材料となり、1550万円近辺まで一段と水準を戻した。

ただ、ドル建てで9.8万ドルとなる同水準で相場は上げ渋ると、15日には米新規失業保険申請件数の下振れを受けて1510万円台まで反落した。

【第1図:BTC対円チャート(1時間足)】
出所:bitbank.ccより作成

13日の相場上昇によって、ドル建てのBTC相場はソーサーボトムのプラットフォームからのブレイクアウトに成功し、底入れの確度が高まったと言えよう(第2図)。

足元では、100日移動平均線や、史上最高値と11月安値を基点とするフィボナッチ・リトレースメント38.2%戻りなどが密集する9.7万ドル〜9.8万ドルエリア(約1539万円〜1554万円)がレジスタンスとなっている。

ソーサーボトムの完成によって、目先ではテクニカル的な買いが入りやすくなったと指摘されるほか、週央にかけて軟調地合いとなった米国株相場も15日のTSMCの好決算が復調の切っ掛けとなる可能性もあり、下値のサポートは強いと見ている。

一方、米労働市場の底堅さを示すデータによって、米国債利回りは上昇しており、上述のレジスタンスエリアの上抜けにはインパクトのある材料が必要だろう。

来週は、週後半の22日に昨年第3四半期の米GDP成長率確定値や10・11月の個人消費支出(PCE)デフレーターの発表などを控えており、BTCはそれまで高値での揉み合いが続くと想定している。

ただ、ナスダックは足元で史上最高値が射程圏内ともなっており、高値更新に成功すれば、BTC相場を押し上げる材料となるか。

【第2図:BTC対ドルチャート(日足)】
出所:Glassnodeより作成

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

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