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ナイジェリア、仮想通貨規制の大統領令に署名 評議会新設

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • CBN主導の仮想資産評議会、SEC・NRSが副議長に
  • 登録は活動内容で判定、サンドボックスも整備

仮想資産評議会の新設と登録制度

ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領は17日、仮想資産(Virtual Assets)の規制を一元的に調整する大統領令に署名した。同国憲法第5条に基づき即日発効している。

大統領府によると、仮想資産が通貨・商品・証券の境界を曖昧にする中、複数機関が個別に監督する体制が生んだ規制の隙間を、無登録の詐欺的業者が悪用し、市民の資産が被害を受ける事例が相次いでいたという。今回の大統領令は新たな規制機関を設けるものではなく、既存機関の権限を維持したまま連携を強化する枠組みと位置付けられている。

関連記事:ナイジェリア上院、仮想通貨規制法案を可決 ライセンス制度の導入へ

ナイジェリア上院が仮想通貨事業者へのライセンス取得を義務付ける規制法案を可決。同国の仮想通貨受取額は2023〜24年に590億ドルに達しており、法整備の遅れが課題とされていた。審議は4週間以内に上院資本市場委員会が結論を出す。

大統領令により、ナイジェリア中央銀行(CBN)が議長を務める仮想資産評議会が新設される。副議長はナイジェリア国税庁(NRS)と証券取引委員会(SEC)が担い、金融情報機関(NFIU)と国家安全保障顧問室(ONSA)も参加する。

評議会は政策方針の策定や参加機関間の連携促進、法務長官との法制度整備を担う。評議会の実務を担う仮想資産オフィスも設置され、事務局はCBN内に置かれ、情報共有・申請・報告手続きの日常的な調整を担う。

活動内容に応じた登録の仕組み

登録の枠組みは事業者の取扱う活動内容によって振り分けられる。証券に該当する活動はSECが登録を担当し、証券以外の仮想資産に関する決済・清算・カストディ等のサービスはCBNが担当する。

どちらの機関が管轄すべきか判断できない場合は評議会が調整する。オナヌガ大統領特別顧問は、登録の適用は事業の性質と対象資産に応じて決まると説明している。

関連記事:ナイジェリア、仮想通貨税務報告制度を施行 アフリカ全域に影響も

ナイジェリア税務管理法が1月から施行され、仮想通貨取引の報告制度が始動した。世界トップ3の採用率を誇る同国は、約14兆円の市場を既存の税務・本人確認システムで管理する。取引所が執行の中心を担い、税収対GDP比18%を目指す財政改革の柱に。アフリカ全域への波及効果も注目される。

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