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米クラリティー法案、採決直前にルミス上院議員が改定版公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • DeFiにCFTC登録義務化条項
  • 倫理条項は変更されず争点継続

クラリティー法案改定

米上院共和党のシンシア・ルミス上院議員は11日、仮想通貨の規制の枠組みを定める「クラリティー法案」の改定版テキストを公開した。全体で約630ページに及び、9月15日に予定される審議入りの可否を問う動議終結(クローチャー)採決を前に、約630ページに及ぶ内容を公開した形だ。

ルミス議員はXで、この改定版が民主党側から寄せられた100件以上の修正要望を反映していると説明し、「強固な超党派の法案」と述べた。新たな条項では、名目上のみ分散化されたDeFi(分散型金融)プロトコルに米商品先物取引委員会(CFTC)への登録を義務付けるとした。

改定版はDeFi関連規定の適用対象を現物取引および現金決済のデジタルコモディティ取引に限定した。仮想通貨政策記者エレノア・テレット氏によると、この措置は、ブロックチェーンを基盤とする予測市場をめぐり米先住部族が示していた懸念への対応を狙ったものとされる。

一方、汚職防止に関する倫理条項には大きな変更がなく、法案の主要な争点として残ったままで、米司法省(DOJ)が主たる執行機関に位置付けられている。

解説記事:ベッセント米財務長官、クラリティー法案審議の継続を上院に要請

ベッセント米財務長官が10日、クラリティー法案の審議継続を上院に再び要請した。9月15日の採決は審議入りの可否を問う手続き投票で、可決が法案成立を意味するものではない。

クラリティー法案の現在地

制作:Grok

採決の行方

9月15日の採決は、法案の審議入りの可否を問う動議終結(クローチャー)投票であり、可決には全100議席の5分の3にあたる60票が必要となる。共和党は約53議席を有しており、可決には民主党から7票以上の賛成を得る必要がある。

630ページに及ぶ新たな条文をわずか5日間で精査することは民主党側にとって負担が大きく、米政治専門メディアのポリティコ・プロは、現時点でこの改定版に賛同する民主党議員はまだ確認されていないと報じた。採決が失敗すれば、残り会期における前進は極めて困難になるとみられる。

この採決を控え、スコット・ベッセント財務長官は10日、自身のXで、上院が休会明け次第クラリティー法案の審議を直ちに再開するよう改めて要請した。同氏は、上院議員が交渉の場にとどまり審議入りの動議に同意しなければ、デジタル資産分野での米国の主導力について同盟国・敵対国双方に疑念を与えかねないと警告した。

解説記事:ジーニアス法とクラリティー法案の違いとは?米国の仮想通貨2大法案をわかりやすく解説【2026年最新】

米国の暗号資産規制を担う「ジーニアス法(GENIUS Act)」と「クラリティー法案(CLARITY Act)」。ステーブルコイン発行者を規制する成立済みのジーニアス法と、SEC・CFTCの管轄を整理する審議中のクラリティー法案の違いを、比較表とともに初心者向けに解説します。

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