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ビットコイン市場が弱含み、変わらねば調整局面も=アナリスト

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 機関投資家指標もマイナス圏に悪化
  • ETF資金は1日で3億800万ドル流出

需要減速に加えETFも流出

アナリストのダークフォスト氏(Darkfost)は11日、CryptoQuantとCoinGlassのデータを基に、ビットコイン(BTC)を巡る一連の需給分析をX(旧Twitter)に投稿した。同氏は、現物・先物需要の減速に加え、機関投資家の動きやETF資金の流出も重なり、市場全体で弱さが目立つ状況にあると指摘している。

現物・先物需要はともに減速

同氏によると、現物需要はマイナス14.5万BTCで、下落基調が安定的に続いているという。取引所を通じた現物市場では、買い需要より売り需要が優勢な状態が継続していることになる。

一方の先物需要はプラス7.45万BTCとなり、現物とは対照的にネットではプラス圏を維持している。ただし同氏は、先物需要の増加ペースについても明らかに悪化していると分析しており、買い需要の勢いが全体として弱まりつつある実態を示す内容となっている。

関連記事:コインベースCEO「ビットコイン底打ち」、40万ドル目標を維持

コインベースのアームストロングCEOが、ビットコインは今サイクルで底をすでに打ったとの個人的見解を示した。米上院は来週、クラリティー法の採決を予定しており、投票の行方が投資家の資金配分に影響し得る。

機関投資家指標もマイナス圏に悪化

機関投資家の動向を示す指標としては、コインベース・プレミアム指数(Coinbase Premium Index)を挙げた。同指数は、米大手取引所コインベースでのビットコイン価格が他取引所と比べて割高か割安かを示す指標で、現在マイナス0.036となっており、トレンドは明確にマイナス方向にあるという。

同氏は、現在のマクロ経済環境が機関投資家にとってビットコインのようなリスク資産を積極的に取りにいく自信を与えていないと分析する一方、この見方は時間の経過とともにいずれ変わるとの見通しを示した。

ETFは2カ月ぶり規模の資金流出

ETF市場についても、前日から状況が大きく変化したと指摘した。CoinGlassのデータによると、ビットコインETFから2億8,200万ドル、イーサリアムETFから2,990万ドル、ソラナETFから50万ドルがそれぞれ流出した一方、XRP ETFには500万ドルが流入し、ハイパーリキッドETFは資金の出入りがなかった。

全体では3億800万ドルの純流出となり、過去2カ月で最悪の1日となった。同氏は、ETFが現物需要の大きな部分を占めている中でのこの流出について、残念な状況だと評している。

関連記事:ビットコイン反発、現物より先物優勢 準備高は改善傾向=アナリスト

CryptoQuantのアナリストDarkfost氏が10日、ビットコインは安値から約45%反発しRSIは67まで上昇したと分析。一方で現物需要とバイナンスの準備高は依然力不足で、流動性回復にはなお時間を要するとした。

調整局面の可能性、焦点はマクロ動向

同氏は一連の指標を踏まえ、仮想通貨市場全体の状況が悪化していると総括した上で、この流れが早期に変わらなければ調整局面を想定すべきだとの見方を示した。

そのうえで、現在の相場を動かす主な要因はマクロ経済・地政学的なニュースであるとして、その動向を注視する重要性を強調した。米国債利回りの急上昇を踏まえ、事態の沈静化を狙ったホワイトハウスからの発表があってもおかしくないとの見方も示している。

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