- CVD90日平均は中立圏、現物需要はなお弱い
- バイナンス準備高、直近1カ月で約2448億円増
強気転換も現物流動性は力不足
CryptoQuantのアナリストDarkfost氏は10日、自身のX(旧Twitter)でビットコインの相場分析を公開した。同氏によると、ビットコインは直近安値から約45%反発したものの、市場の流動性は依然として低調な状態が続いているという。
同氏は、現物需要の弱さが特に顕著だと指摘する。累積出来高デルタ(CVD、90日移動平均)は中立圏で推移しており、先物市場では買い方が優勢な一方、現物側の資金流入は限定的だとした。
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Glassnodeは長期保有者の取得原価・先物清算マップ・ETF損益分岐点の3指標が上値抵抗として、同じ水準である8万3,000〜8万6,000ドルの価格帯を示していると分析した。現在はすぐその下でレンジ相場が形成されているが、売り圧力が低いことが特徴的だ。
バイナンス準備高、回復は道半ば
流動性の乏しさは、取引所のステーブルコイン準備高にも表れている。バイナンスの準備高は今サイクルの高値局面で500億ドル(1ドル=153円換算で約7兆6500億円)を超え過去最高を記録したが、昨年10月以降は一転して減少に転じ、約70億ドルが流出した。
同氏によると、この間バイナンスの準備高におけるステーブルコイン時価総額の90日変化率はマイナス17%まで落ち込んだ。直近ではマイナス1.6%まで改善し、準備高もこの1カ月で約16億ドル(同約2448億円)増加したが、短期的な好材料ではあるものの依然として力強さに欠け、本格的な回復と呼ぶにはさらなる勢いが必要とみている。
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グラスノードの週次レポートによると、ビットコインは7.9万ドル圏で横ばい推移。現物モメンタムは急減速する一方、先物・オプション建玉は拡大し、オプション市場ではコール需要優勢で上値を意識したポジショニングが鮮明になった。
8万ドル突破が次のカギ
一方でテクニカル指標は明確な強気転換を示しているという。日足の相対力指数(RSI)は67まで上昇し、7日・21日の指数平滑移動平均線(EMA)は約10カ月ぶりに200日移動平均線を上抜けた。
Darkfost氏は、8万ドルを明確に上抜けることが、市場に流動性が本格的に戻るための鍵になるとの見方を示した。



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