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ステーブルコイン、しきい値上昇で銘柄数が急減=アークインベスト 1000億ドル級、テザーに続きサークル参入の観測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 100億ドル超は既にテザーとサークルの2社のみ
  • 5,000億ドル級はテザー1強が2年以上続く公算

ステーブルコイン、規模別の勢力図

アークインベスト(ARK Invest)でデジタル資産部門の調査ディレクターを務めるロレンツォ・ヴァレンテ氏(Lorenzo Valente)は9日、X(旧Twitter)でステーブルコイン市場の時価総額を規模別に集計したチャートを公開した。

同氏は、1,000億ドル級のステーブルコインは長期にわたりテザー(Tether)とサークル(Circle)の2社による競争になる可能性があるとの見方を示した。

同氏は、ステーブルコインを規模が大きいほど有利になる資産と位置づけ、時価総額のしきい値が上がるほど生き残る銘柄数が急速に絞り込まれるネットワーク効果が働いていると分析した。

すでに100億ドル超は2社のみとなっており、次の節目である1000億ドル級・5000億ドル級でも同様の集中が進むとの見立てを示した。

出典:X投稿

100億ドル超は2022年から半減

同氏はこのチャートについて、100億ドル超の銘柄は2022年前後に一時4銘柄まで増えたが、その後脱落が相次ぎ、現在はテザーとサークルの2社のみになったと解説した。

CoinPostが2026年9月時点のDeFiLlamaのデータで確認したところ、テザーの時価総額は約1,834億ドル、サークルが発行するUSDCは約745億ドルだった。これに次ぐ規模のステーブルコインは60億ドル台にとどまっており、100億ドル超が2社のみという指摘は直近のデータとも整合する。

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10億ドル超は5年で微増止まり

アークインベストのチャートでは、10億ドル超の銘柄数は2021年時点で1桁台にとどまっていたが、2026年には12銘柄前後まで増えている。5年近くをかけて数銘柄増えた程度であり、上位のクラブほど新規参入が難しい構造がうかがえる。

ステーブルコインは、取引所やDeFi(分散型金融)プロトコルとの連携数、流動性の厚さ、規制対応の実績など、規模が大きいほど有利に働く要素を多く抱える。ヴァレンテ氏は、この特性が10億ドル超のクラブへの参入障壁を年々高めていると説明した。

1000億・5000億ドル級の競争構図

1,000億ドル級の階層は、現時点ではテザーが単独で到達しているのみだが、ヴァレンテ氏はサークルが加わり2社体制になる可能性があるとの見方を示した。なお、1,000億ドル・5,000億ドル級への言及は、公開されたチャート自体の集計対象(最大は100億ドル超の階層)には含まれておらず、同氏が投稿本文で付け加えた見立てである。

さらに上位の5,000億ドル級については、当面テザーの1社優位が続くとの見立てを示し、この構図が2年以上続く可能性があると指摘した。テザーとサークル以外の銘柄が短期間でこの規模に到達するのは難しいとの見解だ。

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